【直江計略記】 ~詰所開放の御報せ~


次回行われる詰所開放について、兼続より御来所の皆様にお知らせがござる。

開催日の12月23日(土)は、準聖夜祭を前日に控えつつ、大晦日まで1週間という何とも忙しい歳の瀬時期の開催じゃ。

行き成り余談ではあるが…以前に上杉神社を訪れた外国の御客人方と御話した際にこう申されておった。
「たった数日の内に洋一色から和一色に様変わりする12月後半の日ノ本の様子に驚いた。」のだそうじゃ。
確かに、これほどまでに短期間で起こる激変は1年を通じても多くはないかもしれぬ。この変化に取り残されては上杉の一大事じゃ。

よって此度の詰所開放では、日ノ本の目まぐるしい変化に対し、万全の備えを期するべく計略を立てる事と致した。

第一策は、聖夜祭教練である。
戦国人の某にはとんと縁無いが、皆々は幼子の頃、聖夜に訪れる赤尽くめの御人の到来を「まだかまだか」と心躍らせた経験があろう。

何でも聞くところによれば…洋鹿を従え、沢山の進物が入った大風呂敷を担いだ真っ赤な装束の御人を、火の消えた暖炉に誘い込み、幾重にも張り巡らせた靴下の罠で待ち受けつつ、自身も狸寝入りで待ち構えるそうではないか?

ほう。流石は進んだ異国の文化、聖夜祭じゃ、皆々が心躍るのも頷ける。この戦國浪漫あふれる催しに某も上杉家の軍略家として痛く感銘を受け申した。よってこの催しを直江流教練の一環として取り入れる所存じゃ。我らの奮戦に期待致されるが良い。

第二策は、御守り作り(限定40袋)である。
来るべく来年が皆々にとって実りある良き歳と成るよう、今年の内から自らの願いを定め、抜かりなく初詣に向かうために御守をこさえようというものじゃ。

というのも、昨今の御守は中に据える護符に合わせた銘字(例えば交通安全とかじゃ)が袋表に書かれておるが、我らの時代にはそのような銘字はなかったのじゃ。何故かと申せば、仮に「天下統一」と書かれた御守袋を家臣が持っておったら御大将も嫌じゃろう?加えて「下心あり!」と断じられては、某らにとっても一大事になってしまうからのう。

故に願いを込めた護札を自ら作り、我らの念書を添えて皆々の念願成就に力添え出来ればと考えた所存じゃ。

以上の二柱を主軸にお送り致す次回の詰所開放。我らやまがた愛の武将隊上杉軍一同、多くの御客人と共に過ごせるよう皆々の御来所を心よりお待ちいたしておりまする。

上杉家筆頭家老 直江山城守兼続

クリスマス 1

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【直江計略記】 ~詰所開放の御報せ~ へのコメント

  1. ジャンボ

    このイベントに参加したいですね。しかし、今の私には時間がなくて(泣)

    余談ですが、時間が無いから、仙台の伊達武将隊さんにも行ってないし、主に東京の出陣が多い、ハッピーふくしま隊さんにも、当然行ってないです。さびしい限り。郡山市から近いから、二本松少年隊さんのところへは、行きましたが、演武を見たら直ぐに帰るパターンでした。今の流れでいくと、母親の通院、自分自身の眼科の通院で、来年の雪灯籠祭りは、行けないかも‥……。

    今言えることは、自分の楽しみは犠牲にして、母親を可能な限り、守るです。そして、このイベント参加される方は、おもいきりチョー楽しんで下さい‼

  2. ざぼん

    羨ましすぎる。

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