【続・片倉小十郎日記】~みな、笑顔で~

本日、山形おきたま愛の武将隊詰所にお越し下された皆々様、誠に有難う御座りました。

皆様御承知の通り、我が主君伊達藤次郎政宗様及び、直江山城守兼続殿が愛の武将隊を御卒業なされる事と相成り申した。

此度の詰所解放にて、お二人に最後のお別れを…とおっしゃる方も御座りましたでしょう。

しかし本日おいで下された皆様は終始笑顔にて、誠に良う御座りました。

皆様まことの所は内々に胸に秘めるものも御座りましょうが、左様な事をおくびにもお出しになられませなんだ。

実際の所、それがし自身、様々に思う所は御座りまする。

しかし、皆様が斯様に笑顔にていらっしゃる……。

なればそれがしもそれを見習いとう御座りまする。

 

お二方がご卒業なされる日までまだ幾日か御座りまする。

また、出陣先でお会い出来る機会も御座りまする。

会いに来てくだされる方は、どうか笑顔でお越し下さりませ。

僭越ながら、片倉小十郎から皆様へのお願いに御座りまする。

では本日は此れまで。

然らば御免、さらばじゃ。

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【伊達家十七代当主 政宗記】~政宗からのご報告~

伊達家十七代目当主 おきたまの若こと、伊達政宗である!

ここで皆様にお伝えしなければならぬ、お知らせがある。

ご存知の方もいらっしゃるとは思いまするが、わし伊達政宗は9月をもって愛の武将隊を卒業するとと相成りました。

2011年4月より約3年半、応援して下さった方々誠にありがとう御座った。長いようで短い時間ではあるが、わしにとって人生というものの中で沢山の人に出逢い、成長できたかけがえのない時間となった。

今回の活動終了などの流れを踏まえて、新たな道を歩んで行こうと思った次第である。

この武将隊を通して、小十郎は体型が一回りも二回りも成長しておるようじゃが・・・わしは人として一回りも二回りも成長できたと思っておる。

愛の武将隊の存続に関しては10月8日の議会承認を経て正式に決まるようじゃが、この時期に卒業ということは愛の武将隊の存続を一緒に喜べないということが誠に残念じゃ。

卒業まで残りあと10日ほどしか御座いませぬが、最期まで使命を全うする所存故に是非参陣して頂きたいと思いまする。

今まで応援して下さった方々と愛の武将隊の前メンバー、現メンバーにこの場を借りて御礼申し上げる。

明日は、詰所にて最後のおもてなしをさせて頂きまする。皆様是非お待ち下され!

以上、それでは、これにて御免。さらばじゃ!

 

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【六右衛門ジャーナル】~明日はちょっと遠征へ~

みなさまご機嫌よう、六右衛門にございまする。

コスモスの花が秋風に揺れる季節となりました。

最近は外でピクニックや芋煮会をするのにもよい日差しですな。

拙者も今から芋煮が楽しみでなりませぬ。

時に皆様、鍋ものはもう口にいたしましたかな!?拙者は口にいたした!

鶏モモ肉に白菜とねぎ、そしてキクラゲを入れた水たきにございました。

IMG_3728

どんな鍋にも鍋奉行なる者がおりまするが、我らの場合は鍋武将と呼ぶほうがしっくり来ますな。

しかし鍋といえども各々の舌が求める味はそれぞれ違うものでござりまする。

鍋武将同士が互いに味の違いでぶつかりあうことを拙者は「合戦鍋」と心の中でひそかに呼んでおりまする。

どうか流行らないものか。(鍋合戦と混同しやすいですなァ)

 

さて、明日は我ら武将隊は明日はじめて奥州平泉へ出陣いたしまする。

場所は平泉町熊野三社にて熊野三社例大祭に出陣いたしまする。

平泉といえば中尊寺金色堂が有名ですが、このたび訪れる熊野神社は藤原清衡が平泉鎮護の神として五方鎮守総社を建立し、その中の北方鎮護として設置された神社にございまする。

平泉はここでは書ききれないほどの深く長い歴史的背景がございまする。

伊達に重要文化財並びに世界遺産の名を冠する地ではござりません。

伊達と申せば、平泉は政宗様にも縁がありまする。

平泉は一度仙台藩に所属していた時代がありまする。

伊達政宗様は元和3年(1617)にこの地を見て回り、寛永9年(1632)には中尊寺に客殿を建立しました。

また、寛永年間(1624~1643)に金色堂を修復いたしたそうな。

その際、三代の棺を開いた時の様子が、後に『奥羽観蹟聞老志』(佐久間義和著)に紹介されているとのこと。

また二代忠宗様は中尊寺を宿坊として度々利用し、慶安2年(1649)に金色堂を修理したそうにございまする。

と、ここまで書いては見たものの実際には未見。

やはり歴史的背景というものは実際に見て感じなければ!

ということで改めて

・9/19(金)岩手県は平泉町にて 奥州平泉鎮座 熊野三社 例大祭 に出陣いたしまする。

16時30分から 写真撮影などのおもてなしと演武をさせていただきまする。

では、本日はこれにて失礼いたしまする。

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【おきたま漫遊録】~も~、みんな元気!~

兼続、大丈夫か~っ!?

244元気なお父さんが兼続を斬って勝利のVサイン!

224も~、たいへん!

本日は久方ぶりに高畠町は「よねおりかんこうセンター」に出陣致して参りました。

211鉄籠で県外から御越しのお客様の、お出迎えお見送りをさせて頂き、沢山の元気を頂戴し、気分上々の上杉景勝が本日の筆を執る。

いや~、それにしても本日お会いしたお客様方は皆様お元気な方々で御座った。

冒頭の写真、本日の我らの演武での殺陣コーナーの一幕で御座るが、積極的に参加して下さった、上杉鷹山公大好きなお父さんがノリノリで元気な事!

更に、齢百歳と申されるお母さんもおいでで御座いましたが、元気100倍背筋シャキシャキの御様子に恐れ入り申した。

皆様とにかく元気で明るくなによりで御座いました。

そうそう、ここ高畠町「よねおりかんこうセンター」の近くには、鉄馬の教習所が御座るのじゃが、そこで教習を受けている若者達もひょっこり現れ、やれ、「仮免落ちた」だの「卒検受かった」とワイワイ賑やかで御座いました。

勉強中だと申すにソフトクリームなる甘味を楽しんでおる者もおったが、息抜きを終えたら、またしっかり勉強して合格を目指すのじゃぞ!

そして、本日、当地を訪れて下さった皆様、誠に有難う御座りました。

おきたまを楽しんで頂けたで御座ろうか?

また何れお会い出来ることを願っておりまする。

 

さて、話は変わって、先日この日記でお知らせ致した、「法音寺宝物展」の後期展示に伺って参りました。

DCが終わっても山形の観光はこれからこそが本番で御座る!

031前期もそうであったが、やはり何度行ってみても素晴らしい!の一言。

034会場内、展示物は撮影厳禁に御座る、故にここではお見せ出来ませんが、歴史を感じ、心落ち着く催しに御座います。

開催期間が今月28日(日)迄と、あと10日程となっております故、興味を持たれた方、前期お見逃しの方はお早目に御覧下され。

event-01

では、本日は是にて筆を置く。

撤収!

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【おきたま魅力発信所 直江帳】 ~歴史ニ揺ラレ~

皆様こんばんは。直江兼続にございまする。

本日も愛を以って参りまする故、なにとぞ宜しくお願い致しまする(愛`・ω・)

 

さて山形DCが9/13を以って終了と相成った訳ではございまするが、我らは昨日「とれいゆ つばさ」に乗り込み、観光案内をさせていただきました。

山形DCが終了した昨日から本当の勝負が始まった訳でございまする故、より一層気合を入れて観光案内をして参りました!

095とれいゆは大変ゆったりとした造りとなっており、甲冑を着た我らも悠々と過ごす事ができましたぞ。153皆様の旅を満喫されていた姿が印象的で、こちらも楽しくご紹介させていただきました!013 hennsyuu観光案内は斯様な感じで…なにやら不思議な感じが致しました(笑)

そしてさらに昼時、霞城セントラル1Fにて川西町の特産物を販売しておると小耳に挟み、応援の押し売り突撃して参りました(笑)044 hensyuu突然の訪問失礼いたしました(笑)

 

そして本日は「白鷹鮎まつり」に出陣して参りました。

昼時には駐車場が満車になり、さらに沢山の方々が道路に並んでおられました。1km以上は並んでおられたのではないかと存じまする。DSCF55583日間行われたこの祭りは本日が最終日にございました。

我らの他にもゆるキャラが沢山来ていたようじゃ。白鷹町の「べにたかちゃん」高畠町から「たかっき・はたっき」そしてなんと蔵王から「じゅっきーくん」も来ていたらしい。我らは時間の都合が合わず…ご一緒することができなかった(泣)

なんにせよ、鮎や養蚕など…白鷹町の特産品を通じ、白鷹町の魅力が沢山の人に伝われば幸いにございまする。

 

 

そしてここからは先日に引き続き、直江兼続の所縁の地を巡るコーナーじゃ。

第二回目は某の生誕した地「新潟県 南魚沼市」にございまする!

某の生誕の地は新潟県南魚沼市という所じゃ。つまり山形県は置賜・米沢は某にとって第二の故郷という訳じゃ。

まぁ置賜に来てからの方が長い時間を過ごしている訳じゃがな(笑)

先日南魚沼市にて開催された「兼続公まつり」に出陣した際、時間の都合で巡る事ができなかった分を、今回里帰りも兼ねて(兼続だけに)行って参った!

あ、そういえば此度も心細いのでかねたんと一緒に行って参りました故、ちょこちょこ写真に現れる予定でございまする(笑)

 

それでは始まり始まり~

まずはなんといっても此処から!IMG_3002某と景勝様の誕生の石碑にございまする。

 

此処は何処かと申しますれば…IMG_3018

そう「坂戸城跡」じゃ

IMG_2985

ここはなんと山頂を目指して歩くと60分以上かかってしまう体力を必要とする山城じゃ。体力に自信のある方は是非挑戦してみて下され!

どのくらい高いのかというと、山頂は634m!つまりあの「東京スカイツリー」と同じ高さになるという事じゃな(笑)

因みに某は登るのを諦めゴニョゴニョゴニョ…

 

そして麓には…IMG_2999

こんな物や…

IMG_2993こんな物があるぞ(笑)

兼続や愛がいっぱいで誠嬉しゅうございまする!

 

そして坂戸城跡近くには…IMG_3027「直江兼続公伝世館」がございまする。

此方は某の生家をイメージした外観となっており、直江兼続に関する様々な物を観る事ができまする。IMG_3034なんとも可愛いお人形がお出迎えしてくれまする。

大河ドラマ「天地人」にて喜平次(景勝)様が与六(兼続)をおぶって雪道を歩いていたシーンじゃな。

そして天地人と申しましたら…かの名ゼリフが誕生した場所がコチラ!IMG_3110

「雲洞庵」にございまする。

IMG_3124

「ワシはこんな所、来とうはなかった!!!」by与六

126145713502016217975_030_20091222134534↑のセリフが放たれたのがこの雲洞庵じゃ。

中は意外にも写真撮影可能な所が多く、平成の雲洞庵も見所満載じゃった!

沢山撮った写真も見せたいところじゃが、やはりここは御自分の足で行かれて、御自分の目で体験していただきとうございまする。

「雲洞庵の土踏んだか」の言葉もある位でございますからね(笑)

最後は南魚沼市の金色に輝く田の姿で終いと致そう。IMG_3207

新潟県は南魚沼市が誇るコシヒカリに揺られ、かねたんも気持ち良さそうじゃった。

勿論コシヒカリを食したが、やはり美味い。言葉はいらぬな!美味いの一言じゃ!

いかがでしたでしょうか。

此度は直江兼続の生まれ故郷である新潟県は南魚沼市にございました。

南魚沼市と米沢市は直江兼続を通して「歴史友好都市」として繋がっておりまする。

皆様は直江兼続の息吹を、この両市で感じていただければ幸いじゃ。これからも宜しくお願い致しまする!

以上で本日は終了じゃ!

またお会い致しましょう(愛`・∀・)ノ

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【続・片倉小十郎日記】~DCが終わっても~

皆様今晩は、片倉小十郎景綱に御座りまする。

 「女心と秋の空」

などと申しまするが、近頃は不安定な天気が続いており申す。

皆様におかれましては急な雨に濡れたり致さぬよう、折り畳み傘など常備なされては如何に御座りましょうか?

老婆心ながら少々お節介を申し上げまする。

さて、本日我ら愛の武将隊は川西町にて「こまつ市」米沢市にて「DCクロージング」「東光の蔵開き」と三度の出陣と相成り申した。

川西のこまつ市は、早朝にもかかわらず毎度大勢のお客様でにぎわいまする。此度のこまつ市もいつも通りの大賑わいに御座りました。

DSCF1862この日は上杉軍の殺陣コーナーも大盛り上がり!

御参加下された御仁がノリの良い方にて、我らも大いに楽しませて頂き申した!

続けまして米沢駅に移動した我らは、「DCクロージング」に出陣致し申した!

DSCF1874米沢駅に愛の武将隊見参!!

DSCF1928そうそう、一緒に出陣なされて御座ったYOZAN戦士アズマンジャーのお二方が、兼続殿の刀にて何やら新しいパフォーマンスの着想を得た様子に御座り申した。

流石はアズマンジャー殿、刀を使っての体捌きなどお見事に御座り、それがしまっこと感服致しましたぞ!

さて、山形のDCは九月にて終了致しまするが、行楽シーズンを迎える山形は更に魅力たっぷりになり申す。

皆様DC後も引き続き山形に遊びに来て下され!

さて、本日最後の出陣は「東光の蔵開き」に御座りました。

DSCF1959

愛の武将隊東光の酒蔵に見参!!

おりしも急な雨が降りしきる中での演武に御座りました。

しかし、美味しいお酒を飲めば人は皆上機嫌になり申す!

雨などなんのその、御参集下された皆様が盛り上げて下さり実に楽しい演武と相成り申した!

東光の名で知られる小嶋総本店様は、慶長2年(1597年)創業の米沢藩上杉家御用酒屋としても有名に御座りまする。

米沢の美味しいお酒をお求めの方は是非一度此方、東光の酒蔵へお越し下され!

 

此度のこの出陣のみならず、今後も山形では楽しい催しが満載に御座りまする。

我らが出陣致さぬイベントでも楽しい催しが沢山御座りますれば、皆様どんどん遊びに来て下され!

では本日はこれにて失礼致しまする。

さらばじゃ(^ー^)ノ

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【伊達家十七代当主 政宗記】~秋の味覚といえば・・・~

伊達家十七代目当主 おきたまの若こと、伊達政宗である!

段々と夜が冷えるようになって参った。もう秋じゃのう。

秋と言えば、やはり食欲の秋である。ということで秋の味覚を使ったレシピをひとつ紹介致そう。

IMG_0043a

レシピ 【イワシの南蛮漬け】

秋が旬のイワシを使った一品じゃ。意外と手軽に作れちゃう南蛮漬け、さっぱり優しく和食を頂きたい時にもってこいじゃ。

さて、恒例のレシピを紹介した所でHOTな話題をひとつ・・・我ら愛の武将隊存続へ行政も動いて下さっておるようじゃ。

応援して下さる皆のおかげで、我ら愛の武将隊に一筋の光が見えて参った。

感謝申し上げる。

だが、10月8日以降でないと存続かはわからぬ状態である。やるだけのことはやった・・・あとはその日を待つのみ。

我はいつも通り使命を全う致しまする。故に、皆は我らを見守っていて頂きたいと思いまする。

ということで、明日は朝早くから出陣じゃ!!

川西町 「こまつ市」

米沢市 「山形DCクロージング」

米沢市 「東光蔵開き」

この中でも東光蔵開きでは、蔵開き限定のお酒があるかもしれぬ・・・。

是非、お越し下され!

以上、それでは、これにて御免。さらばじゃ!

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【六右衛門ジャーナル】〜※報告※〜

皆様ごきげんよう。六右衛門にございまする。

何やら吉報や朗報が入り一部で盛り上がってる模様にございまするが

少々申し上げたいのは、愛の武将隊存続か否かは定かではないという事にございまする…。

なにやら武将隊が存続が決定したと、喜んでくださるのは大変ありがたいのですが…

真の決定、すなわち議会承認が得られる期日は10・8にて候。

よしなに、ご注意を。

喜ぶのはまだ早いということにございまする。

皆様の声援は確実に届いておりまする故、今しばし我らのことはお見守りくだされ。

では、本日はこれにて失礼致しまする。

 

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【おきたま漫遊録】~みんなで成しましょう~

上杉神社は秋晴れ!

009清々しい秋空にはためく毘龍の旗。

平日の月曜というのに、ここ米沢市上杉神社は大勢の観光のお客様で賑わっておりました。

舞鶴橋から境内へと続く参道を、人々が行き交う様を眺めるのが好きな上杉景勝が今宵の筆を執る。

ここ上杉神社の参道には、上杉謙信公の像や、それがし上杉景勝、我が右腕直江兼続が並ぶ天地人像など、様々な像が立ち並び皆様に御覧頂けるのですが、注意深く見ておると一番人気なのが、此方

002米澤藩第九代藩主、上杉鷹山公の像に御座います。

数人の主婦と思われる女性の御一行様からは、

「鷹山さんはとても倹約家で、節約上手なのよ」

と家庭の中で財布を預かる主婦らしい会話が聞こえて参ったり、

スーツを着こなした壮年のビジネスマンらしき方々は

「アメリカのケネディ元大統領が、もっとも尊敬した日本の政治家なんだよ」

と、誇らしげに話されておったのが印象的で御座った。

鷹山公、皆様に愛されておりまするぞ、嬉しいことですのぉ。

現在の米沢の礎を築いた人物には必ず名が挙がる「直江兼続」そして「上杉鷹山」の御両人。

058今でこそ、その名を世界に馳せ、多くの人々や政財界から、危機に瀕していた米澤藩を立て直し改革した「名君」として尊敬を集める鷹山公では御座るが、そこへと至る道のりは大変厳しいものでありました。

上杉鷹山(治憲)公は、日向高鍋藩の秋月家に生まれ、宝暦10年(1760年)に第八代米澤藩主、上杉重定の養嗣子となり、明和4年(1767年)に家督を継ぎ第九代藩主となりました。

当時の米澤藩の財政は、藩領を返上し公儀に救済を求める寸前までに逼迫しており、更に「天明の大飢饉」が東北一帯を襲い、非常に深刻な状況にありました。

そこで鷹山公は、おもいきった「改革」に着手したので御座る。

飢饉の際必要な非常食の普及や、藩士も農民も区別ない倹約の奨励など、強固な意志の基、対策に努めて、自らも粥を啜りながら倹約を行ったので御座る。

このままでは米澤藩も上杉も消滅してしまう、という危機感から殿様自らが、文字通り「命を賭け」ての経済政策。

しかし、贅沢な暮らしに慣れ、利権にしがみつく藩士の中から、改革に反対する者が現れ、改革中止を強訴し七家騒動が勃発したので御座る。

この様な危機的状況下にこそ主君を支えるために尽力せねばならぬ筈の重臣達が、掌を返し、鷹山公を失脚させようと目論み、

「どうせいくらあがいてもこの藩はもう駄目だ」

と、現代で言うネガティブキャンペーンを繰り広げたり、

情報を遮断したり、誤情報をわざと伝えるなど、政策を混乱させる様々なトラップを仕掛け、鷹山公排除の包囲網を敷いたので御座る。

何時の時代にも内乱を起こす不平分子はおるが、鷹山公もまた、経済面のみならず、人為的な面からも苦しめられながら改革を進めたので御座ろう。

しかし、殿様を信頼し支え守った家臣達や、領民たちの頑張りもあって、破綻寸前だった藩財政は持ち直し、鷹山公の次々代、上杉斉定(なりさだ)の時代には全ての借債の完済に至ったので御座る。

この結果を知る事があったならば、改革を邪魔した者達は、己の大人気無い愚かな行為をきっと悔いたことであろう。

鷹山公の改革は財政面のみにあらず、閉鎖されていた藩校を「興譲館」として再興させ、藩士も農民も身分を問うことなく学問を学ぶ事を奨励した。

この藩校こそ、直江兼続が開設した「禅林文庫」が始まりなので御座る。

様々な政策面において、上杉鷹山公は直江兼続の行った政策をも参考に進めた様に御座る。

時代を超えた両人の連携、直江兼続が蒔いた種を鷹山公が育て、そして今の「米沢」という花が咲いた。

時代はつながっておるのじゃなぁ。

027なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり

この鷹山公のお言葉、じつに深く重い。

しかし同時に勇気も与えてくれる魔法の呪文のようでも御座る。

さあ、皆様も鷹山公に元気をもらいに米沢へ御越し下され!

9月27日(土)28日(日)両日は「第3回なせばなる秋まつり」で御座る!

018御待ち致しておりまする。

そして9月11日(木)は飯豊町立飯豊中学校のみんなに会うために上杉神社に出陣致しますぞ。
もちろん一般のお客様も是非お越しください。

 

本日は是にて筆を置く。

撤収!

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【おきたま魅力発信所 直江帳】 ~兼続ノ秋トハ?~

夜分遅くにこんばんは。直江兼続にございまする。

本日も愛を以って参りまする故、何卒よろしくお願いいたしまする(愛`・ω・)

 

本日は山形市にて開催された「とっておきの音楽祭in山形」に出陣して参りました!DSCF1512山形市七日町を中心に沢山の歌手・演奏者の皆様が楽しく音楽を奏でておられました。

観にお越し下さった皆様も、手拍子をしたり口ずさんでいたり、一緒に踊っていたりと…思い思いに音楽を楽しんでおられた様に思いました。

さらに音楽大好き我ら上杉軍も最後まで楽しみ尽くして参り申した(笑)

山形県が音楽でいっぱいになる事を願っておりまする!

 

 

そ・し・て

本日のブログより今月の小ネタコーナーとして直江兼続を語るには欠かせない所を改めてご紹介したいと思いまする。

過ごし易い季節になって参りました故、色々な所へ旅に出てみたいと思う今日この頃。

某は読書の秋が一番じゃが、今年は旅行の秋と称し、皆様に直江兼続所縁の地をご紹介致そうと思う!

記念すべき第一回は「山形県 長谷堂」にございまする!

かの慶長出羽合戦・長谷堂の戦いの場となった山形県は長谷堂地区、其処を画像と共にご紹介して参ろう。

しかも此度は400年前に山形へと向かった道なりを主として往くのじゃ!

いざ、米沢から長谷堂へ向けて出発じゃー!おー!

 

と!先ずは腹ごしらえ(笑)IMG_2666總宮神社の宮司殿おすすめの「KEN」様にて…IMG_2668「特製つけ麺」をいただきまする。

自家製の麺はなにやら、お蕎麦を彷彿とさせるプリプリとした食感が印象的で、麺の量も多く成人男性でもお腹いっぱい満足できる品となっておりました。

今度は宮司殿オススメの品を聞いてみたいですな。

(※つけ麺にかねたんは付いて参りません故、ご注意を笑)

 

そうそう、かねたんは某が一人で長谷堂に向かうのが少々不安ゆえ一緒についてきてくれる事と相成った(笑)

 

そして長井→白鷹の道を行き、上杉vs最上の戦いの中でも最激戦区と称される…IMG_2679

「畑谷城跡地」を抜け、さらに道を往くと…IMG_2684 この目印(笑)を通り…

IMG_2687この見晴らしの良いデッキから山形を眺め…IMG_2685ドンドンドンドン山形へ向かって往くとついに!!!IMG_2697「慶長出羽合戦・長谷堂の戦い」の際、上杉軍が陣を張った地へと辿りつき申した。

ちなみに此方は…IMG_2692「沢泉寺」と呼ばれるお寺のすぐお隣にございますので、このお寺を参考になさると見つけ易いと思われまする。IMG_2690200m→100mと少しずつ登って往き…ついに!IMG_2700長谷堂城跡が見える所まで参った!ついつい感慨深い気持ちになってしまうな…

そして、せっかく此処まで来たので!IMG_2706やってきました長谷堂城跡。

IMG_2709平成の世で長谷堂城跡はトレッキング等を楽しめる所となっておるんじゃな。IMG_2713山頂には立派な石碑が建っておったぞ。IMG_2719かねたんと共に山形の景色を眺めて参り申した。

 

 

以上…直江兼続の米沢~長谷堂の旅でございました。

さて次回は何処の所縁の地を紹介致そうか。楽しみにお待ちくだされ!

 

少々画像だらけじゃったが、本日は以上じゃ。

またお会い致しましょう(愛`・∀・)ノ

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