今年は空梅雨か?とヤキモキしておったが、ようやく置賜も梅雨らしい気候になって参りました。
降らなければ降らないで、水不足や農作物の生育が心配じゃーと喚き、降れば降ったで、鬱陶しいだの蒸し暑いだのと我儘にぼやいておる出羽守義光じゃ、皆様、お晩で御座る。
自然がもたらす天からの恵みは人の営みにはとても重要で大変有難い事なのじゃが、この時季の湿気の多い気候は、ときに「熱中症」や「夏バテ」の大きな要因となる。
人は汗をかく事で体温を調節しておるのじゃが、湿度が高いと発汗した汗の蒸発が妨げられてしまう故、その身体の機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもったまま活動することになる。
更には汗と一緒に出る筈の老廃物質の排出も円滑に行えなく為、疲れやすくなり身体の不調をきたしてしまう。
その様な時には【ビタミンB1】を意識的に摂取するのが有効なのじゃ!
【ビタミンB1】は、我々が食べる炭水化物をエネルギーに変えるという重要な働きをしてくれるのじゃ。
この【ビタミンB1】が多く含まれる食べ物と言えば「豚肉」「玄米」「鰯」「胡麻」等々多数御座るが、その代表と言えば
「土用の丑の日」は江戸時代に、博物学・作家・画家・陶芸家・発明家と、あらゆる分野で多彩な才能を発揮した日本のダ・ビンチこと、「平賀源内」殿の考案とされておるのじゃが、それより千年以上も前の奈良時代には既に鰻が体に良いと知られていた事が「万葉集」に記された歌から分かっておるのじゃ。
そして、もうひとつ、同じ奈良時代から食されておる【ビタミンB1】を多く含み庶民に愛されてきた食べ物があるのだが、御存知かな?
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それは「蕎麦」じゃ!
当時は主食としておったのでは無く、雑穀の一種として、ひえや粟といった穀物と同じ扱いで、都の上流階級の者からは「食べ物」という認識を持たれず、農民達が飢饉などに備えて栽培しておった様じゃ。
その頃は、粒のまま粥にしたり蕎麦粉を練り「蕎麦がき」や、蕎麦粉を水で溶いて焼いた「蕎麦焼き」などとして食しておったらしいぞ。
蕎麦粉を麺の形「蕎麦切り」にして食す習慣は室町時代の後期頃から始まり、江戸時代に広まる、 特に寺院などで「寺方蕎麦」として蕎麦切りが作られ、茶席などで提供されるなどして急速に普及し、庶民にも日常的な食物として定着したのじゃ。
広く庶民にも愛されるようになった江戸の頃より蕎麦には酒がつきものじゃ!蕎麦屋の酒を「蕎麦前」と称し、現在でも酒を提供する蕎麦屋は多い。主な品書きは、各種の蕎麦や酒の他に、天麩羅の種物(たねもの)だけを酒の肴として供する「ぬき」や「板わさ(蒲鉾)」「厚焼き玉子」「海苔」「はじかみショウガ」、また場合によっては、蕎麦を油で揚げた「揚げ蕎麦」なども、これは箸休め、あるいは乾き物として提供される。
現在のざるやせいろ蕎麦に「わさび」が付いてくるのは、当時、蕎麦を「刺身」として酒の肴としておった名残りとも伝えられる。
蕎麦の香りに日本酒は素晴らしく相性が良い!ワシも蕎麦屋で一献差すのが大好きじゃ!
近代以前の蕎麦屋には、蕎麦を食す以外にも様々な役割があった様じゃ。
町内の人間が風呂の帰りなどに気軽に立ち寄り、蕎麦を啜って帰る、現代でいえばファストフード店、またその一方で喫茶店の様に、家に連れて行きにくい客と会ったり、待ち合わせの場所にもされた。たいてい店一階部分は卓席、二階が座敷の造りが多く、二階は込み入った相談、男女の逢瀬、大勢での集まり等にも用いられたとか。
斯様に庶民に親しまれた「蕎麦」、古典落語の演目にも巧みに盛り込まれ、扇子を箸にみたて、蕎麦を啜る芝居で 噺家さんの技量が計れるとまで言われる。
さて、ここ迄読み進んで下された皆様、そろそろ「蕎麦」が食べたくなってきたのでは?
出羽、美味なる米沢の蕎麦を紹介致そう!
【MIB2】
日ノ本各地、蕎麦の名産地は多いが、ここ山形県もとても蕎麦の美味いところじゃ!
県内随所に名店銘店がひしめき合い、そこを辿る道を「山形そば街道」と申す。
米沢にも「南原地区」と言う素晴らしい蕎麦産地があり、美味な蕎麦処も多く、その歴史は古い。(米沢の蕎麦の歴史は過去の日記を参照下され)
此度ご紹介致すのは米沢市内に店を構える「純手打ちそば 蕎酔庵(きょうすいあん)」さんじゃ。
住宅街の中にある蕎麦屋さんじゃ。
以前は違う場所で営業されておったのですが、蕎麦打ちに重要な「良質の水」を求めて2003年に現在の場所に移られたと。
お品書きも品揃えが充実しております、酒や肴もしっかり揃っておる(←ここかなり重要!)
店内は雰囲気のある居心地の良い和室。
お店の方もとても丁寧で朗らかに対応して下さり感じが良い。
早速、看板メニューの「二枚盛りそば」を注文致し、席に座って待つことに。
「二枚盛りそば」は、 蕎麦粉十割に一割のつなぎの小麦粉で打った「十一(といちそば)」と、蕎麦粉のみの「十割(とわり)そば」の二種類を一度に楽しめる嬉しいメニューじゃ。
先ず運ばれて来たのは「十一そば」。山形産の蕎麦粉を使用し、いつでも均質な蕎麦を提供すために、異なる四種類をその日ごとに独自の配合で石臼で挽き、打っておるそうじゃ。コシが強く舌触り歯触り共に秀逸じゃ。かつお節がきいた辛口のつゆが、さらに蕎麦の香りを引き立ててくれて相性が良い。
食べ進むと皿に描かれている絵や句が表れてきます。こちらのお店オリジナルのそば器じゃ。句や絵は皿によって違いますが、全て御店主殿が書かれたものであるそうじゃ。蕎麦打ちのみならず、斯様なところにも「こだわり」が感じられます。
「十一そば」を食べ終える頃合を見計らったかの様に、次なる「十割そば」が運ばれてまいります。
「十割そば」は山形産の玄そば「でわかおり」を毎日その日使う分だけを石臼で自家製粉し打っておるとのこと。
お店の方より「最初は是非、水蕎麦で」と、アルカリ水と塩が一緒に供される。
水の入った猪口に蕎麦をすすぐ様に泳がせ、ズズっとひと口。
「十一そば」には無かった「心地良いもっちりしたザラつき感と華やかな香り」
塩を載せて更にひと口。
香りがぐっと強くなり甘味が出て参ります。
この形でお客様に提供出来るのは、相応の自信とこだわりがあってのこと。
打ち方、茹で方に不備があると、かえって蕎麦の持つ雑味や苦みを引き出してしまいかねないからじゃ。
まことに天晴れな仕事ぶりに御座る!
もちろん、つゆにつけて食せば言う事なし!完食!
こちらの皿にも、さっきとはまた違った絵柄と句が。良い雰囲気をかもし出してくれておる。
「美味しい」などとありきたりの言葉では表現出来ない、御店主殿の「技と心」を堪能させていただき申した。
ちなみに、「二枚盛りそば」は合わせて400グラムと、けっこうな量があるのじゃが、気が付けばぺろりと完食致しておりました!
良心的なお値段で本物の技、米沢を訪れた際には是非とも御賞味下され!
純手打ちそば 蕎酔庵(きょうすいあん)
住所 山形県米沢市遠山町407-11
電話 0238-22-5995
営業時間 11:00~15:00 17:00~PM20:00
定休日 毎週月曜日
駐車場 完備
蕎麦の話になるとついつい気合いが入り過ぎて長くなってしまいました。
皆様、夏バテ対策をしっかりと!
其れ出羽、本日は此処迄!
さらばじゃっ!!
鰻は好きですが、心配は鰻の枯渇です。日本鰻が捕れないからヨーロッパ鰻となり…さびしいです。鱧、穴子、ウツボで代用ですかね。
蕎麦は、温かいけんちん蕎麦、天ぷら蕎麦、ワカメ蕎麦が好きです。冷やしは苦手です。
こんにちは。
最近はパソコンをいじることも少なくなったhonotaroです。
期末テスト終わりました。・・・・・いろんな意味で・・・
梅雨ですね。今日も降ったりやんだり、不安定な天気でした。
そしてじめじめと暑さが。
けれど最近「これも日本の季節の特徴のひとつか・・・」と考えると、
なにか風流な気持ちになって梅雨も楽しめてます^^
蕎麦は大量にわさびとネギが欲しい派です(゜-゜)
そんなhonotaroでした。
では、これにて。
最上様 こんばんは!
私の家では、おそばを食べるときは わさびと青シソとのりを たっぷり入れます。
そうめんの時は、さば缶です。
あ~ おそばが 食べたくなってきました。
おそばに、塩も試してみますね。
最上様
こんばんは。ヾ ^_^♪
暑い中での出陣お疲れ様です。
外でのおもてなしは晴れてる方がよろしゅうございますが
今の時季は熱中症の心配もありますね。
しっかりと栄養のあるものを食べて体力をつけないと
水分補給だけではバテてしまいまする。
夏バテしないような食事が大事ですね。
これからもいろんなことを教えてくださいね。
お蕎麦のことを語らせたら最上様の右に出る人は居ないのではと思いまする。(^^♪
今回もいつも以上に力が入っておりますね。
お蕎麦とネギの香りがしてきます。美味しそう!!
「蕎麦武将 技と心に 酔いしれて」お粗末!m(_ _)m
あんみつは甘めのつゆにネギとわさびを多めに入れていただきます。
出羽、熱中症にはくれぐれもお気を付けくださりませ。
またでござります。(^o^)/
義光様☆お元気ですか?
昨日までは、不快指数が高く、天気も気持ちも晴れない日でしたね。
今日は少し晴れて、時折吹く風が気持ち良かったりします。
今回のブログはお蕎麦ですか!
ツイツイ調べてしまいます(*^^)v
そば六カ条なるものを発見しました!!
1.そばには「ルチン」という効果が高い栄養素が含まれる◇
ルチンは毛細血管の強化、血圧降下作用、膵臓昨日を高める働きがある。
2.一日一食そばを食べるのが理想的◇
そば一食分にはルチン100ミリグラムが含まれる。
3.そばを食べ続けると記憶力が活性する◇
ルチンを含むソバポリフェノールは脳の記憶細胞に有効なことがわかてきた。
4.そばを食べる時は一緒にビタミンCもとろう◇
ルチンとビタミンCを一緒にとるとさらに効果がアップする。
5.そばは便秘にも有効◇
そばには、ヘミセルロース(食物繊維)が豊富に含まれている。
6.体調に合わせて、そばの具を変えると良い◇
義光様が愛好する、ワサビと共に食する方法は、ワサビの辛み成分シニグリンが、
そばに含まれるビタミンB2の働きを高めるほか、殺菌効果もあるそうです(^o^)丿
ふうぅ、1日1食!食べたくなりました(*^^)v
出羽、これからが、夏本番!!お身体に気をつけて頑張って下さい!(^^)!