久方ぶりに御座ります、上杉景勝に御座る。
神無月も今日が晦日となり申した、明日からは霜月、今年もあとふた月を残すのみ。
日に日に寒さが増して参ります、皆さま風邪など召されぬ様、御身体御自愛下されませ。
此度は上杉領内は白布の見廻りに行って参った。
白布と申せば開湯700年以上を誇る「温泉」、そして兼続が領内での鉄砲の製造に着手した場所でもある。
これが白布温泉街広場に建つ、直江城州公鉄砲鍛造遺跡(なおえじょうしゅうこうてっぽうたんぞういせき)の石碑じゃ。
慶長9年、兼続は上方から2名の鉄砲師(吉川惣兵衛=江州国友村 泉谷松右衛門=泉州堺)を呼び、米沢城下から人里離れた白布高湯で火縄銃を製造させまのじゃ。
その数は千挺にもなった。
種類は10匁筒、15匁筒、20匁筒、30匁筒と伝えられておる。
匁とは重さの単位じゃ、1匁は3.75グラムであるから、10匁筒とは37.5グラムの 弾を発射する鉄砲ということじゃ。
ここ白布に鍛造工場を置いた理由は、人目を避け秘密裏に事を進めるためと、火薬の原料の硫黄、そして鍛冶に必要な大量の炭が確保出来るから。
現在この白布温泉にて宿屋を営んでおられる、西屋さん、中屋さん、東屋さん其々には、御先祖が鍛冶職人の賄い等の世話を行った記録や伝承が残されておるそうじゃ。
(画像は東屋旅館さん内に展示の資料に御座る)
兼続は製造だけではなく、射撃の心構え及び注意事項等を記した「鉄砲稽古定」を作り射撃の訓練にも力を入れ軍備を増強しておった。
この上杉軍鉄砲隊の実力は、慶長十九年の大坂冬の陣でいかんなく発揮され、成果を挙げたのじゃ。
そんなことを想いながら現在放送中の大河ドラマをご覧頂くのもよいかもしれんのぉ。
さて、せっかく白布温泉まで足を運んだなら、湯に浸かりたいものじゃ。
丁度山々の紅葉も見事であった!
紅葉を愛でながら、ついでに腹ごしらえじゃ。
ここ西吾妻山に生息する「白猿」にちなんだ白ざる蕎麦を頂いた。
丁寧に桂剥きした大根を細切りにして蕎麦と一緒にたべるのじゃが、大根の食感と爽やかな香りが絶妙である!
付け合わせに山形の食用菊「もってのほか」がついており、これを薬味代わりにすると更に別の香りが楽しめる。
腹も落ち着いたところで
東屋さんにてお風呂を頂戴致した。
ご覧下され、昔ながらの風情のある良い風呂で御座ろう?
湯の温度も質も気持ち好いことこのうえない。
紅葉を愛でながらゆっくり湯に浸かれる露天風呂も素晴らしい。
湯船の向こうに群生しておるのは吾妻石楠花じゃ。
いや、本日は実に良き一日であった。
皆さんも秋深い白布温泉で紅葉狩りを楽しみながら、暖かい温泉に身を湯だねてみてはは如何に御座ろうか?
県内中何処彼処からも湯が湧き出でる、温泉王国山形にて皆さまのお越しをお待ち致しております。
涼しい日が続いておりますがいかがお過ごしでしょう?
今回は殿自らオススメのアップありがとうございます❗
紅葉映える秋空の中の温泉✨すごく魅力的です( 〃▽〃)
紅葉の間に行けるかわかりませんが、一度はお邪魔いたしたいと思います(^^)
景勝様、こんばんは!
白布行ってみたかったのですが、ブログを読んでますます興味が湧きました!温泉大好きなので嬉しいです(’-’*)♪
紅葉もすっかり見頃ですね。秋を満喫しているご様子で素敵だなと思います。
明日の仙台出陣もたくさん盛り上げて下さいませ~☆
上杉家と、いえば、火縄銃。
城壁の破壊、軍用馬の恫喝に有効であったりと、諸説あり。
雷筒を楽しみに、毎年、5月の上杉祭りを楽しみにしてます。
さて、来年の5月は、どこの勤務やら。この時間コメント書いてますのは、文化の日の代休と相成り……。やっぱり、うちの会社暇なんだ……。ヤバイですね。
景勝様
こんばんは。ヾ ^_^♪
昨日は仙台出陣、お疲れ様でした。
暫くぶりに地元でお会い出来ると楽しみにしておりました。
観光PRに演武のご披露、そして特産物の紹介、
芋煮のお振る舞いとフル回転でしたね。
皆様の格好いい演武も間近だったので迫力満点でした。
観光PRもそれぞれの持ち味で愉しくわかりやすくて、
聞いた方に米沢やおきたまの魅力が伝わったはずです。
芋煮は実頼様、兼続様からいただいて二杯も食べてしまいました。ゴメンナサイ。
さすがに三回目は遠慮しましたけど。(笑)
戦国ジャンケンも珍しく勝たせていただいて紅大豆をいただきました。
「つや姫」で紅大豆ご飯を炊いてみますね。
長いおもてなしの時間でしたがお疲れはなかったでしょうか。
くれぐれもお身体お大事になされませ。
白布温泉の情報も有難うございます。
白布といえば鉄砲の製造場所というのは
「愛の検定」でインプットされています。(-^〇^-)
また殿のご講義お聞きしたいですね。
素敵な紅葉と風情のある露天風呂、美味しそうなお蕎麦の写真が
おいで、おいでと誘っているみたいです。いつか行ってみたいですね。
では、またお会いできる日を楽しみにしております。(^o^)/