お晩に御座る、景勝じゃ。

ひと月ぶりの筆となる。

本日、3月11日、我ら愛の武将隊は

「第4回 おきたま地酒サミット」に出陣して参った。

山形県南部、3市5町からなる置賜地域は、県内でも屈指の酒どころ。

置賜17蔵から厳選された約50銘柄の地酒を揃え、米沢牛に代表される地元食材を使った料理と共に、その魅力をあらためて広く知っていただくべく開催されたイベントじゃ。

昔から「すぐれた酒を持つ国は進んだ文化の持ち主」と言われる。

確かに美味い酒が揃ってはおるが、ん～、進んでおるのか？

どうなんじゃろう？

さて、此度のこのサミットに参加された酒蔵さまの中に、7年前の今日、福島県内で被災した酒蔵さまもおられた。

正確には毎年参加なされておられるのじゃが。

実に素晴らしい酒を造られておる。

震災により地元福島での酒造りが叶わなくなり、生き残っていた酵母を持って置賜に移り、酒造りを再開、見事に伝統の味を復活なされたのじゃ。

以前にもこの酒蔵さまについてはブログで紹介させていただいたことがあったが、この日にサミットが開かれ、こちらの酒蔵さまが参加されておられることに、個人的にに大変感慨深いものが御座った。

此度の地酒サミットにて、酒は歴史を繋ぎ、絆も繋ぐものじゃとあらためて再確認させていただいた。

あの日から7年、まだまだこれから。

ひとりひとりの元気が東北、日本、世界を元気にすると信じて、我らもこの地で精進いたそう。

もうじき各地から桜の便りも届き始めるであろう。

今年の置賜、米沢の桜はいつ頃かのぉ？

桜を愛でながら置賜の美酒を酌み交わす皆の満開の笑顔が待ち遠しい。

願いは届く。

想いは繋がる。

今日は良き日であった。

景勝