【義の章~景勝記~】 明日の予定じゃ!

上杉景勝で御座る。

今宵の米澤は、しとしと冷たい雨模様に御座います。

皆様、風邪などひいてはおりませぬかな?

明日で神無月も晦日じゃ、早いもので御座る。

そして明日は神無月最後の出陣じゃ。

先ずは米沢市内、西部地区文化祭にお邪魔致す。

地区住民の皆さんが交流の輪を広げようと催される楽しい文化祭じゃ!

近くには上杉家代々の当主が眠る上杉家廟所

075

美味しい御飯や甘味が頂ける

廟(たまや)の隠れ家さん

031

なども御座います。

午後2時30分には、第21回米沢市産業まつりに出陣致します!

ステージイベントや米沢市と所縁のある姉妹都市からの物産ブース、

米沢牛を格安にてご提供など、盛り沢山のまつりとなっております!

月が明けて翌日11月1日の産業まつり2日目にも我ら参上致すぞ!

皆様の御来場をお待ち致しております!

以上、出陣予定の告知で御座いました。

では、

本日は是にて撤収!

カテゴリ: 武将ぶろぐ | 1件のコメント

【出羽の歩き方/最上義光】~Stand by me 蕎麦に居て~

お晩で御座る、最上じゃ!

本日は久しぶりに上杉領の偵察にと繰り出して参ったぞ!

偵察とは申したが、真の目的は

「新蕎麦」

にあり!

無類の麺好きのワシにとって「新蕎麦」はなんとも魅力的な響き。

ここ山形県は蕎麦の作付面積が全国第2位を誇る蕎麦どころなのじゃ!

これを読みながら「なんだ、1位じゃないのか」

と思った「お主」!

1位は北海道じゃ、どうみても領地面積で敵う訳がなかろう、

あのだだっ広い北海道を相手に堂々の2位じゃ!

素直に凄い!と認めるべし!

収穫量(生産量)では3位、4位を行ったり来たり。

山形県内で作る蕎麦は「出羽かおり」と申す品種が主であり、

「味」「香り」共に蕎麦通も唸る品種なのじゃが、収穫量が減ってしまうのがちと残念。

だが、県内の蕎麦屋さん店舗数は人口10万人あたり換算で、あの蕎麦どころ信州・長野に次いで

こちらも第2位!しかも僅差!!

ラーメン消費量では堂々の全国1位を誇る山形県。

ワシが麺好きなのではなく県民性なのだ!

そして山形県内はいたるところに「そば街道」と呼ばれる道が走っておる。

我が領地、村山地方、最上地方は県内屈指の名産地にして激戦区。

114惜しみ無く手間ひまを掛けた逸品「寒ざらし蕎麦」

047今や山形のソウルフードともなりつつあり、冬でも人気の「冷たい肉蕎麦」

などなど名作揃い!

そんな中、此度の目的は約400年前、

上杉は原方衆が先駆者となり開拓し現在に至る米沢の蕎麦を味わう事。

034やってきたのは米沢市内の此方のお店。

一見蕎麦屋らしからぬ外観。

中にお邪魔すると、なかなか落ち着いた雰囲気の中、そば茶と御品書が運ばれて参った。

新蕎麦なればと、迷わず盛り蕎麦を所望、

それと、好物の「鮭」を使った名物の塩引き寿司を2カン追加。

023間もなく我が目の前に届いたのがこちら。

026二八ならではのつるっとした喉越し、新蕎麦らしく緑がかった色合い、

そして香りはしっかり、味わいさわやか。

つゆは甘さをおさえ蕎麦の邪魔をしない。

022この塩引き寿司がまた美味い!

鮭の強めの塩加減とシャリの塩梅が程よく、けして一口サイズではない食い応え。

お新香と煮ものの小鉢も良いアクセントになっておる。

028最後に蕎麦湯で締めようとしていると

胡麻プリン?(スウィーツには滅法疎いのでわからぬ)

の様なデザートが出て参った。

甘味が苦手なワシは当然たじろぎながらも、恐る恐るひと口・・・

「あ、甘くない」

いや、正確にはほんわかと自然な胡麻の甘さ。

蕎麦茶と胡麻の香りは相性良しで御座いました。

で、・・・

お会計は900円。

お味もお値段も素敵なお店で御座いました。

天晴れ!

042米沢駅から徒歩なら15分、バスなら

037循環左回りを利用してここで下車致せば、お店はすぐ蕎麦(傍)

蕎麦好きな方、おすすめで御座るぞ。

久しぶりの【MIB】で御座った。

今宵はこれまで、

出羽、さらばじゃっ!

カテゴリ: 武将ぶろぐ | 4 件のコメント

【義の章~景勝記~】 イガの刺客

秋深き 隣は何をする人ぞ

上杉景勝に御座る。

冒頭の句、もちろんわしの詠んだ句では御座らん。

かの俳人、松尾芭蕉殿の詠まれた句じゃな。

一読すると秋の庶民の暮らしぶりを詠んだ句ともとれるが、

実は、弟子の開いた俳句会を病気のためやむなく欠席したとき、

自身の欠席のお詫びを込めた句会の発句(挨拶句)として書き送ったもの。

意味は、会の出席者に対し「秋が深まった良い季節に、皆さん集まって何しているのかな?(句会ですか?私は欠席して、すみません)」

となるのだそうじゃ。

ん~、そういう風に詠み解かねばならぬのか・・・、やはり俳句は奥が深い。

などと感心しつつ、我らが詰所前のもみじの紅葉具合を確かめようと玄関を開けると、

005

おや?

006

おやおや?

007

これは栗!

そうかそうか、

我が詰所の栗の実もたわわに実って落ちて参ったか・・・

って、

詰所には栗の木など生えておらぬわ!

何故この場に栗が?

009

しかも中の実はきれいに取り去り「イガ」だけ!

なるほど、これは「撒菱(まきびし)」代わりに誰かが仕掛けていったものじゃな。

つまりは

敵襲!

とみた!

おそらく敵は伊賀忍者じゃな!

栗だけに・・・

・・・イガ

018

こんな感じの可愛い忍者ならいーが

・・・・

 

さて愛の武将隊上杉軍、明日は高畠町よねおりかんこうセンターに出陣致します。

その後は山形空港にて台湾からのお客様のお出迎え

山形空港には最上殿が参るようじゃ、むう、どうしてもわしを最上領には入れさせないつもりのようじゃ。

まぁよい、あの領地にはまた兼続に進軍してもらおう。

と、いう事で

平日では御座るが、お近くにお越しの際にはどうぞお立ち寄り下され。

では、

本日は是にて撤収!

カテゴリ: 武将ぶろぐ | 2 件のコメント

【義の章~景勝記~】 秋

読書の秋

運動の秋

芸術の秋

実りの秋

食欲の秋

食欲の秋

食欲の秋

食欲の秋・・・

皆様、如何な秋を御過ごしに御座ろうか?

上杉景勝に御座る。

様々な煩悩や欲望に苛まれながらも、秋と申す季節は物事に集中するには適した時節だと言われております。

夏の賑わいも鳴りを潜め、これより厳しい冬へと向かう束の間の季節。

確かに落ち着いて物事に取り組むには良い時季じゃ。

芸術の秋、この響きに誘われて途切れておった琵琶の稽古を再開しようと思っておったのだが、

連日の出陣

そして

他にも諸々の課題

謙信公、申し訳なく御座います。

また暫くは飾り物となってしまいそうに御座います。

えっ?

あ、はい・・・

埃だけは掃っておきまする。

と、琵琶をダス○ンでサッサしながら明日は宮城県黒川郡富谷町での

十三夜 魂のふるさとまつり

に出陣致します!

15時40分頃から16時10分頃までステージにて演武、

前後の時間に会場内にておもてなしをさせて頂く予定に御座る。

我ら愛の武将隊は二期の時から毎年お声掛けいただき此度が5度目の参陣となります。

町民の皆様の手作り感がなんともあたたかいこのまつり、

この素晴らしいまつりに毎回呼んで頂き、誠嬉しき事に御座います。

そして今からとても楽しみじゃ!

では皆様、明日まつり会場にてお会い致しましょう!

本日は是にて撤収!

カテゴリ: 武将ぶろぐ | 2 件のコメント

【出羽の歩き方/最上義光】~醸成月~

いつもブログを御覧下さりありがと様、最上じゃ!

10月に入り山々も少しずつ色付き始めて参ったのぉ。

この月は日ノ本中の神様が神議のため出雲大社へと向かい、留守になってしまうので「神無月」と呼ばれるらしいが、

「醸成月」の字をあてる読みもあるらしいぞ。

醸し成す、すなわち酒造り!

頭を垂れ黄金色に実った稲の収穫が始まり、新酒の仕込みが始まる月じゃと言う事じゃな。

わしはこちらのあて字の方が好きじゃ。

米どころ、酒どころの山形県内にはなんと54もの酒蔵があり、

しかもいずれの蔵も質の高い酒造りで全国的に高い評価を受けておるのじゃ!

新酒が出来上がると酒蔵の玄関先には杉玉(酒林ともいう)が吊るされる。

酒林新酒が出来立ての時には青々としておる杉玉じゃが、寝かせて時が進むにつれ茶褐色へと変化し、

その変化の度合いが酒の熟成具合を測る目安ともなるのじゃ。

048昔はこの様な木桶で貯蔵しておったが、現代では品質が安定する、内側をホーロー加工したタンクが使われる。

美味い酒の出来上がりが今から楽しみじゃな!

山形県に御越しの際は、我が領地自慢の、ここでしか味わえない美酒を御堪能下され。

さて、今日は我らこれより山形市での出陣じゃ。

その山形市では10月8日から15日迄

山形国際ドキュメンタリー映画祭2015

が開催される。

007

意外やも知れぬが山形は上映やロケをはじめ映像の多岐にわたり力を注いでいる映画の街でもあるのじゃ!

この山形国際ドキュメンタリー映画祭2015は、

「文化として定着している映画の中でも、独自の歩みをもつドキュメンタリー映画に焦点をあて、世界中からドキュメンタリー映画を集め、日本では鑑賞する機会が少ない、優れたドキュメンタリー映画を多くの人に鑑賞してもらい、その魅力を浸透させ、大衆娯楽としての映画表現に新しいフィールドと可能性を提示する」

事を目的に隔年開催されている国際的イベント。

なかなか興味深い面白そうな作品が揃っておるようじゃ。

映画好きの方も多い事で御座ろう、芸術の秋、たまにはゆっくりと映像の世界に浸るのも良いものじゃ。

詳しい上映作品やスケジュール、などはホームページにて御覧下され。

ん~、何方か我ら武将隊のドキュメンタリー映画を撮ってくれぬものか?

 

本日はこれまで!

出羽、さらばじゃっ!

カテゴリ: 武将ぶろぐ | 2 件のコメント

【義の章~景勝記~】 あれから一年

今宵は葉月の晦日、間もなく神無月じゃな・・・

夜分に失礼致す、上杉景勝に御座る。

さて、愛の武将隊は皆様からの後押しを受けて、

昨年の神無月から活動再開を果たし、早いもので一年が経ち申した。

武将三名、忍二名と少ない人数ながら、消えかけた火を再度燃え上がらせようと

我武者羅に進み、途中より帰って参った赤備えも加わり無我夢中にひた走り、

気付いた時はもう葉月。

残念ながら昨年から残っておるのは、すみれとわしだけになってしまったが。

兼続の日記でも記しておるが、長きに亘り武将隊の屋台骨を支えて参った忍びの紫は、

本日を以って御役目から離れる事と相成りました。

この一年間の我ら愛の武将隊への皆様方からの御声援に感謝を申し上げますと共に、

筆を執れぬ紫本人に成り代わり、これまでの御厚情に御礼を申し上げます。

312

316

忍ばない忍びゆえ、何処にいようとこの様に賑やかにしている事で御座ろう。

毎月の如く仲間が去って行くのは寂しき事ではあるが、我が右腕、兼続が急成長ぶりを見せて頑張ってくれておるので、これからも愛の武将隊を宜しく御願い致しまする。

なに?

お主こそ何時まで居座る気かじゃと?

確かに・・・

だが、そう急かさずとも、

もう暫らくは見届けさせて下され。

そうそう、やまがた愛の武将隊では、現在武将を募集中じゃ!

我こそはと申す猛者は門を叩いて下され!

詳しい事は詰所宛てのメールや電話にてお問い合わせされたし!

 

さて、我が城下米沢は今、「虎」と「鶴」で盛り上がっておるぞ!

と、申しても動物園の話では御座らぬ。

022

我が上杉に伝わる伝家の宝刀

五虎退

姫鶴一文字

が上杉博物館にて絶賛展示中に御座る!

鋭いながらも優雅さを感じさせる切っ先、

人を惑わす様な得も言われぬ波紋、

人を殺める道具なれど、艶気さえ感じさせる見事な造りに御座る。

この機会を逃せばもう二度とお目にかかれぬやも知れぬ名刀、

是非御覧頂きとう御座る。

きっかけは何であれ、歴史に興味をもってくれる方が増えるのは実に素晴らしき事じゃ。

015

044

(※画像は五虎退・姫鶴一文字ではありません)

此度の上杉博物館以外にも、米沢、そして山形県内には刀剣、甲冑、書状など

歴史的展示物を見れる施設が数多く御座います。

機会があればどんどん足を運んでみて下され。

 

明日はまた北日本を中心にお天気が荒れ模様のようじゃ、

皆様、お気をつけて下され。

本日は是にて撤収!

カテゴリ: 武将ぶろぐ | 5 件のコメント

【出羽の歩き方/最上義光】~秋刀魚苦いか塩っぱいか~

お晩で御座る、最上じゃ!

実にひと月近く筆を執っておらぬうちに

になっておった!

そして

だと申すに

昨日、山形市文翔館での「とっておきの音楽祭inやまがた」では

さくらんぼ体操を踊ってしまった!

どうしても政宗が踊りたいと申すので仕方なく・・・

あ奴は言い出したらきかないし・・・

本当にもう・・・、なんというか・・・

 

実に楽しかった!!

と、一日中音楽に包まれて楽しい出陣となった「とっておきの音楽祭inやまがた」から一夜明けた本日、

我が山形城跡、霞城公園がなにやら騒がしい様子・・・

041むむ?

大きな旗、そして煙が立ち昇っておる!

まさか敵襲?

いったい何事かと思いきや

038気仙沼さんま祭りin山形

の真っ最中ではないか!

気仙沼さんま祭りとは、

東日本大震災で多大な被害を受けた気仙沼を気仙沼関係者が気仙沼のさんまを焼いて山形で配り、

色々な人に気仙沼への関心を持ってもらい少しでも支援の輪が広がれば と言う気持ちを形にしたもの、

故郷気仙沼の歴史、自然、人を愛し、その素晴らしさを将来に伝えるとともに

東日本大震災の復興を末永く支援するため 山形県内に在住する気仙沼関係者が集まり開催し、

今年4回目を迎える。

斯様な趣旨で行われ、大勢の来場者で賑わっておりました。

今年は2015年にちなんで2015尾の秋刀魚が無料で振る舞われるという太っ腹な祭り!

ならばわしもご相伴に与ろうかと足をむけると

すでにすっごい行列が!

関所で整理券なるものを頂戴致すと

012「ほや」の兜に「秋刀魚」の太刀を持った兵士が描かれておった。

023会場にはサッカー、モンテディオ山形のマスコットキャラクター「ディーオ」殿の姿も。

さすがは猫科、匂いを嗅ぎつけて参ったか?

029焼き場はこんな状態、煙が弾幕の如く充満し、戦場さながら。

こうして、頂いた秋刀魚は、炭火でしっかり焼かれ、外側はサクパリ、中はジュワフワ!

大根おろしと醤油、かぼすまで付いて完璧!

さすがに無料(ただ)では気が引けるので心ばかりの募金はさせていただき申したぞ。

006うんまい!

033山形気仙沼会の皆さん、ご馳走さまに御座った。

そしてお疲れ様で御座いました。

気仙沼をはじめ、被害にあわれ未だ大変な状況にある各地域の皆様に、

少しでも早く穏やかな日が訪れます事を山形の地より願っております。

 

本日はこれまで!

出羽、さらばじゃっ!

カテゴリ: 武将ぶろぐ | 4 件のコメント

【義の章~景勝記~】 我が肖像

ブログを疎かにしておるうちに、いつの間にかすっかり秋めいて参ったのぉ。

お久しぶりで御座います、上杉景勝に御座る。

筆は疎かになっておりますが、出陣をさぼっておるわけでは御座らんぞ。

この数日もあちらこちらにと出陣して参った。

昨日と今日は、2013年に交流400年を迎えた日本とスペインの交流事業の一環として

生まれ故郷米沢市にて開催された

支倉常長生誕祭

に出陣致して参りました。

昨日17日は、スペイン大使をはじめ、伊達家現御当主様、支倉家現御当主様、

関係各県市町の大将の皆様方、と実に錚々たる方々が御集まりになられての記念式典。

そして両国の友好記念の桜植樹。

場所を伝国の杜に移して、シンポジウムとコンサート。

本日18日は、皆様に上杉謙信公をお祀りする上杉神社を参拝して頂き、

参道の歩き方、手水や参拝の作法を、僭越ながら我らが説明させて頂きました。

012

参拝の後、先日われらも蔵開きに出陣したばかりの

「東光の酒蔵」の視察に御一緒致して参りました。

此度の支倉常長生誕祭に際して、宮城県川崎町の町長であられる

小山修作様も米沢に御越し下さり二日間御一緒させて頂いたので御座るが、

なんと!

小山町長が本日の上杉神社参拝のほんの少しの時間にわしの絵を描いて下さっておったのじゃ!

それがこちら

055

じゃん!

如何で御座るか?

なに?

実物より恰好良いじゃと?

それだけ絵が素晴らしいという事じゃな。

しかし短時間にこれだけの絵に仕上げるとは、小山町長、ただ者では御座らぬ。

小山町長有難う御座いました!

実に気さくで楽しい方に御座った。

この絵は時を経て、いずれわしの肖像画としてかなりの価値が付くであろう。

博物館に寄贈致せば喜んでもらえるで御座ろうか?

 

さて、明日は我ら、杜の都仙台市にて開催される

ハイウェイフェスタとうほく2015

に出陣致します!

奥州・仙台 おもてなし集団 伊達武将隊の皆さんも御一緒じゃ!

東北のうまいもの、たのしいものが沢山集まるぞ!

皆様、是非御越し下され!

本日は是にて撤収!

カテゴリ: 武将ぶろぐ | 3 件のコメント

【義の章~景勝記~】 米沢歴史探訪は如何かな?

御無沙汰致しており申す、上杉景勝に御座る。

実頼が旅立ってしまいボケ合戦に興ずる相手がおらず、すっかり呆けておった。

いつまでも呆けてはおられぬので、本日は明日、我らが出陣致す

米沢市 白子神社 復活祭

について少々書き綴って参ろう。

此度我らが出陣致す「白子(しろこ)神社」は奈良時代、和銅五年(712年)の創建と伝わる、

実に1300年以上の歳月を経た、全国でも屈指の歴史を有する由緒正しき神社に御座る。

和銅五年(712年)と申せば、日本最古の歴史書「古事記」が完成した年でも御座る!

105

社名の由来は、神のお力により桑林に蚕が大発生、その蚕が桑を食べ沢山の繭を作る様が、

まるで一面雪が降った様に白く、この不思議な現象から、この地を白蚕(しろこ)村と呼び、

社を建て白蚕(白子)明神と名付けられたそうである。

2012年に創建1300年を迎えた事により、氏子活動の再開が図られ、以前には行われておった縁日やお祭りが復活を果たしたのじゃ。

1300年の長きに亘り、出羽米沢の歴史を見守ってきたこの神社

この地を治めて参った歴代領主、長井氏、伊達氏、蒲生氏、そして我が上杉から

深く信仰を集め、手厚く保護されて参った。

蒲生氏の時代には、米沢城の鎮守社となり、我ら上杉が会津へ国替えとなった際には

米沢城に入った直江兼続が社殿の改修を行っておる。

上杉十代目当主、鷹山公の時代には、当時大変厳しかった藩の財政立て直しを図るにあたり

倹約を誓う決意書「倹約誓詞」をこちらの神社に納めておる。

107

斯様に歴史深く趣のある白子神社、是非皆様に直に御覧頂ければ嬉しゅう御座る。

近くには

119

直江兼続が創建し、学問所「禅林文庫」を開設した「法泉寺庭園と文殊堂」も御座います。

118

他にも

004

兼続が越後から米沢に移した「神達明神(かんだつみょうじん)」も御座る。

※画像は平成26年時点のもので、現在は外観は塗り替えされています

003

歴史好きにはたまらないスポットが近くに沢山御座います。

皆様の御越しをお待ち致しておりまする。

 

本日は是にて撤収!

カテゴリ: 武将ぶろぐ | 1件のコメント

【出羽の歩き方/最上義光】~いつか何処かで~

お晩で御座る、最上じゃ!

さて、既に皆様方も御承知に御座りましょうが、

去る八月二十四日を以って片倉小十郎景綱殿が愛の武将隊を去られ申した。

まるで、この夏の暑さを連れ去る様な出発に御座りました。

爪で砥がれた様な胸にせつない風が染みる、

ひと足早く秋を迎えたかの様な寂しさを感じておるのは

わしだけではあるまい。

この三年近い時間、時に石垣となり、

時に柱となって、愛の武将隊を築き上げて参られた。

そして、なにより

己を捨て、主、伊達政宗の右目として仕え、

陰日向となり「月」に光を注いで参られた。

月は自ら光を放つ事は出来ぬ、

その事を一番わかっておるのは伊達政宗本人であろう。

伊達政宗本人よりも伊達政宗を知り尽くし、

故に、政宗が一番に恐れ、

それ以上に失う事を恐れた武将、片倉小十郎景綱。

最後の最後まで見事立派な「片倉小十郎景綱殿」に御座いました。

歴代愛の武将隊の伊達政宗を政宗たらしめた、職人技

「伊達政宗仕立て人」と申して過言でなかろう。

伊達政宗曰く

「金の鎖を以ってしてでも小十郎をこの世に繋ぎ止めたかった」

それは此度見送る皆も同じ想い。

なれど、そんな想いの鎖など断ち切って

新たなる道へと力強く踏み出して欲しいと切に願う次第に御座る。

次なる世界、幸多き未来であらん事を!

193さて、次はどこの世界でどんな伊達政宗を仕立てようか・・・?

 

まずはお疲れ様じゃった。

そして有難う御座った。

出羽、いずれまた!

019

カテゴリ: 武将ぶろぐ | 2 件のコメント