山形を愛する皆々よ、お待たせ致した!
上杉家筆頭家老 直江山城守兼続である。
既に三度出陣を果たし、各所にて御逢いした皆々にとっては改めてという形に成るが
書初め故 まずはご挨拶からさせて頂きとう存ずる。
一時の間、我が魂は器より解き放たれた。
天へと赴き、地を離れど、未だ人の世に知れ渡らぬ山形県の魅力を 広く全国へ向けて発信せしめんとする
某の強固な想いが天に届き再び愛を掲げ皆々の前に再臨致す機会を得る事と相成った。
現世に甦りし日より幾日も経たぬ故、至らぬ事もあろうが、我が目(Eye)を通してより山形を愛して頂ければ幸いである。
よってこれより後は、我が手記を【兼続Eye~直江計略記】と名付け、某の主観に基づく新たな観光発信に一際尽力致して参る所存故
皆々様に於かれては、変わらぬ御声援と共に末永い御付き合いの程、何卒宜しく御願い致し申す。
さぁ、それでは参ろう。記念すべき直江計略記の第一幕じゃ!
此度、我ら愛の武将隊は主君景勝様を筆頭に上杉勢で参陣致し、仙台城跡にて繰り広げられておる「仙台城跡ナイトイベント」へ出陣致して参った!
七夕飾りが美しのぅ、杜の都仙台はかくも美しい都市であるが、この七夕の時期は一際煌めいておる様であった。
一見すると誠楽しげな祭りの体を成しておるが、某にいわせればこれほど熾烈な戦は他にない。
なぜならば当地に参陣致した武将隊諸将及び観光PR隊のお歴々は、その昔「我こそは天下に名を残さん!」と息巻いた拡散力の異様に高い猛者揃いだからである!
その効果は凄まじく400年以上の時を経た現代の世にも残る “影響力” と “シンボル性” をもっておる。
見よ、我が殿も今まさに戦い真っ最中なのじゃ!
想像致してみるがよい…斯様なる諸将達が一堂に会せば、自らの領内の自慢品や名所諸所をその影響力を以って発信致し自らの領内へ誘おうと致すはず。つまり、戦国の世と形は変れど これは戦であり「合戦」といえようぞ!
そしてそれを見る皆々様こそが、戦局を直接左右する力を持った「将」なのじゃと某は考えておる。
如何に自領内に友軍として迎えられるかが戦の鍵となるのじゃ。故に…
我らやまがた愛の武将隊は自領の誇りを掛け全力で戦って参った!
ご覧頂いた一人一人の諸将たちにも、この情熱は届いておるはずじゃと、某は信じておる!
しかしの、それ程の情熱を傾ければ暑さも一塩というもの…
頼もしき我が弟は蘇ったばかりの儂を懸命に支え、その額にも大量の「情熱の証」が水滴となって浮かんでおった。
お主の働きには、この兄も感謝致しておる! じゃからこそ申す。実頼、、
お主このとき超眩しかった。
陽光を浴びた情熱の結晶(汗)が反射板のように輝きを増幅致し、その煌めきたるや、仙台の七夕をも凌ぐ勢いであった。
話はそれてしまったが…熾烈な戦いだからこそ、それを終えた後に互いの力を認め合い、より強固な絆が生まれるというもの。
武将隊諸将並びに各PR隊の皆様方、時に好敵手たる皆様の熱き想いこそが、この日ノ本に郷土愛と地域の誇りを呼び戻す活力になると、某は信じておりまするぞ。時に手を取り助け合い、時に我こそはと競い合う。良き好敵手でありたいと願うばかりじゃ。
成ればこそ今は、奥州仙台おもてなし集団 伊達武将隊が唱える「共に前へ」を胸に、御来場頂いた皆々様へ笑顔と感謝を送らせて頂こうではないか。
皆々様よ、誠に有難う御座った!