春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
いきなり冒頭に記しましたるは、御存知、清少納言殿の枕草子の一節。
弥生三月に入り春めいては参ったが、ここ山形県、置賜地方はまだ寒い日が続いております。
「春は明け方が良い」などと言われても、寒くて床から抜け出せぬ上杉景勝が今宵の筆を執りまする。
本日は三月三日、女の子の健やかな成長を願う「雛祭り」じゃ。
雛祭りの起源は古代中国にあるといわれており、これがやがて遣唐使によって我が国に伝わり、禊(みそぎ)の神事と結びついたようじゃ。
当初は天皇 のお祓いの儀式であったものが、平安時代に宮中行事へと変化したといわれておる。
川のほとりに男女が集い、草木や紙などで模った人形(ひとがた)に己の穢れを移し、川や海へ流し災厄を祓う儀式となった。
現在でも日ノ本各地で行われる「流し雛」は、この名残といわれておる。
時を経て武家社会へも浸透し、現代の様な立派な雛人形を飾る華やかな女の子のお祭りとなったのは、戦国の世が終り天下泰平の江戸時代となってからの事。
ここ山形県にも、最上川舟運の発達に伴い都からの雅な文化とともに様々に雛人形が入って参った。
県内各地には今も多くの時代雛が残されておる。
時代を経てきた雛人形達は、個性溢れる姿、佇まい、表情で当時の面影を今に伝えくれておる。
斯様に歴史を今に伝える貴重な雛人形を御覧頂ける
が現在開催中に御座る。
長い間世の中の流れを見てきたであろう人形達は、まるで「心」や「魂」を持っておるかのような表情をしております。
女性のみならず、世の殿方にも是非観て頂きとう御座る。
男にとっては「暇な祭り」だ、などと申してなりませんぞ。
そして、もうひとつお知らせが御座る。
ここ置賜3市5町の18社すべての酒蔵さんが一同に会する
が開催されますぞ!
開催日時は平成28年3月23日(水) 午後6時~午後8時
開催場所はグランドホクヨウ米沢
この地酒サミットには我らやまがた愛の武将隊も出陣致し、プレゼンを行う予定じゃ!
利き酒大会あり、トークショウあり、置賜の伝統野菜を使った美味しい料理と18の酒蔵の地酒!
先着40名様の一般参加申し込みも受け付け中じゃ!
参加費は、おひとり様2,000円
これは安過ぎるじゃろ!
○申込方法
下記の申込様式によりFAXまたはお電話で申し込みください。
申込先 JA山形おきたま生産販売部ブランディング担当
TEL 0238-57-4793 / FAX 0238-57-4023
※FAXの申し込みの場合、受領確認のお電話をいたしますので連絡先の記入をお願いいたします。
申込用紙のない方は
brand@okitama.jp
に参加の旨とご氏名、連絡先を記入の上、メールで送っていただければ受領の手続きいたします。
受領確認のメールを折り返しいたしますので、ご確認お願いします。
○締め切り
平成28年3月13日(日)
※申込多数の場合は先着順となりますのでご了承ください。
興味ある方は急いで下され!
ちなみに18社の酒蔵さんと代表銘柄じゃ
香坂酒造(株) 米沢市 香梅
(株)小嶋総本店 米沢市 東光
(有)新藤酒造店 米沢市 九郎左衛門
浜田(株) 米沢市 沖正宗
(資)後藤酒造店 高畠町 辯天
後藤康太郎酒造店 高畠町 羽陽錦爛 桜羽前
米鶴酒造(株) 高畠町 米鶴 まほろばの地酒 盗み吟醸
樽平酒造(株) 川西町 樽平 住吉 雪むかえ
嵐山酒造(株) 川西町 花娘 白銀蔵王 米焼酎 秀洋
福牡丹酒造(株) 川西町 福牡丹
(株)中沖酒造店 川西町 羽陽一献 醸心
寺嶋酒造本舗 長井市 朝瀧 純米大吟醸とも
(株)鈴木酒造店 長井蔵 長井市 一生幸福 甦る 磐城壽
長沼(名) 長井市 小桜 惣邑 惣右衛門
野澤酒造店 小国町 羽前桜川
加茂川酒造(株) 白鷹町 日の出加茂川 久保桜 蔵人考
東の麓酒造(有) 南陽市 東の麓 龍龍龍龍(てつ)
若乃井酒造(株) 飯豊町 若の井
(※当日提供される銘柄は現段階では不明です)
どうで御座る?錚々たる酒蔵さんが揃っておる!
こんな機会は滅多に御座りませぬぞ!
特に左利きの御仁なら居ても立ってもおられますまい!
「第2回おきたま地酒サミット」
是非とも皆さまの御越しをお待ち致しております。
今宵はここまでにして筆を置こう。
本日は是にて撤収!