愛の武将隊、二代目片倉小十郎景綱に御座りまする。
それがし、先日の第九十回謙信公祭にて最後のお役目を終え、愛の武将隊を去る事と相成りました。
以下、読み辛くも取り留めの無き事を少々長々と書き散らしまする事、ご容赦下されたし。
「第五回鬼小十郎まつり」にて初陣を飾りて、もう直ぐ三年。
思い返せば、実に様々な事が御座りました。
楽しき事が御座りました。
愉快な事が御座りました。
苦しき事も御座りました。
悲しき事も御座りました。
しかし、いついかなる時であっても、頼もしき顔が傍に沢山御座りました。
応援して下される皆々様の、笑顔が御座りました。
それ故、それがしは最後まで笑顔にて旅立つことが出来まする。
出会いがあり、別れが御座る。
そしてまた、出会い。
また、別れが御座りまする。
多くの仲間達を見送って参ったそれがし。
いつか自らが見送られる側に立つ事なぞ、全く考えも致しませなんだ。
旅立つ仲間達を見送る度に、一人ひとりから何かを託された気がして居り申した。
受け取ったものは、
或いは志であり。
或いは技であり。
或いは想いであり申した。
共に戦場を駆け抜けた仲間達は、武将のみでは御座りませぬ。
忍び衆や、表に出る事の無き裏方衆も大事なそれがしの戦友に御座りまする。
左様な皆から受け取った「何か」をそれがしは愛の武将隊の仲間と、そして我らを応援して下された皆様に託したつもりに御座りまする。
受け取って下されたなれば、有難き幸せに御座りまする。
また戦を共に致した、日ノ本中の武将隊の皆様。
今まで大変お世話になり申した。
皆様と戦を共に致したこと。
その思い出はそれがしの宝に御座りまする。
これより先も皆様の素晴らしき戦ぶり、それがししかと見届けさせて頂き申す。
誠に有難う御座りました。
愛の武将隊を応援して下された、皆々様。
いやはや、実に様々な事が御座りましたなぁ…。
最早皆々様は、それがしの中では勝手に「戦友」という事になって御座る。
皆々様に助けて頂いた事も、数数え切れぬほど御座りました。
お陰様をもちまして、体脂肪率一桁から二桁を大きく上回り、「ボヨヨ」と逞しく(?)育つことが出来申した。
更におもてなしの心も、少しは育ったかと存じまする。
誠に忝く、有難く。
皆々様、どうかいつまでもお元気で。
そして、これより先も愛の武将隊を宜しくお頼み申し上げまする。
政宗様。
大変、お世話になり申した。
それがしが小十郎と成れたのは、貴方様のお蔭に御座りまする。
誠に誠に、有難う御座りました。
政宗様。
大変、楽しゅう御座りました。
政宗様不在の小十郎など、野良も同然にて。
今一度、伊達主従となる事叶い、それがし仕合わせに御座りました。
政宗様。
どうか、お元気で。
御傍に侍り、お支えし続ける事叶わず、心苦しゅう御座りまする。
なれど、どうぞ、独眼竜の異名の如くに逞しくあらせられませ。
最後の最後に。
今まで共に戦って参った、愛の武将隊の皆。
最上義光殿。
むらさき。
すみれ。
そして、陰でお支え下された皆様。
今まで本当に有難う御座った。
本当に、本当に有難う御座った。
さらばは申しませぬ。
皆様の行く末に幸多からん事を!!