【片倉小十郎日記】~愛の武将隊『詰所の怪』~

ブログを御覧の皆様、今晩は。

片倉小十郎景綱で御座りまする。

時に皆様、夏と申しますれば何を連想致しまするかな?

人によっては海やら山などへの行楽であったり、夏祭りやら花火などであったり様々で御座りましょうな。

なれど皆様、お忘れでは御座りませぬか?

夏と申さばアレ。

左様、「怪談」で御座る。

今宵はブログを御覧の皆様に、我らが武将隊詰所にて起こった「怪談騒動」の顛末をお話致しとう御座りまする。

あれはそう、数日ほど前の事で御座ったか……。

それがしが愛用の刀を手入れしておった時。

何処からか、何者かの視線を感じ申した……

偽心霊写真1

 「じぃ~~~~……」

うーむ。辺りを見渡せど、人の姿は見えず……。

気のせいで御座ろうか?

いやいや、それがしは武辺に生きる戦国武将、なれば人の気配には敏感で御座る。

間違いなく誰かがそれがしを見ていたと思うたので御座るが…はて?

この「何者かの視線」が事の始まりで御座りました。

この後、それがしは勉学の為書物を読んでおったので御座りまするが……

その時事件が起き申した。

偽心霊写真2

それがし、書物を読むときはどうしても甘味が欲しくなるので御座りまする。何となれば、脳は栄養の三割程をブドウ糖から摂取するもので御座る。さらに、それがしの灰色の脳細胞を十全に活用するには常人より多めの糖質を必要と致しまする。故にそれがしは勉学が捗るように手元に甘味を用意しておるのが常で御座りました。

で。時折、少しずつチョコレートを頬張りながら書見を進めておったので御座るが、気が付くと何時の間にやら既に無くなっておるではないか!?

…おかしい。

幾らなんでもこんなに早くなくなるはずはない。

これは……もしや……。

世に言う、怪奇現象と申すものではあるまいか!!!??

偽心霊写真5

「なわけなかろう!!」

「先程から見ておったが、小十郎殿は隙が多すぎる!」

「夏の暑さで少々気が緩んで居るのでは御座らぬかな?」

……なんと!?

怪奇現象の正体は鮭延殿で御座ったかっ!!

「常在戦場!小十郎殿にはこの言葉を贈り申す!!」

「では是にて御免、さらばじゃ!!」

だっ

ダッ!!

……あ。

あれ?

え、えーと……あ。

鮭延秀綱殿ぉお、チョコレートを返して下されぇえ!!

はぁはぁ、とても追いつけぬ。

とは申せ、たしかに鮭延殿の言われる事にも一理御座る。気の緩みは思わぬ怪我や病気などにも繋がり申す。皆様も努々ご油断なさりませぬよう、お気を付け下され。

さて、ここからはこれからの出陣の告知を致しとう御座りまする。

7/28 よねおりかんこうセンターに出陣 ※出陣は中止となりました

※出陣予定でしたよねおりかんこうセンターへの出陣は中止となりました。

楽しみにしておられた皆様におかれましては、誠に申し訳御座りませぬ。

7/28 上杉神社に出陣

期日:7月28日(日)
場所:上杉神社付近
時間:10時30分から11時00分

出陣武将:全武将

7/28 めざみの里に出陣

期日:7月28日(日)

場所:山形県飯豊町「めざみの里」 http://mezami113.com/

時間:14時30分から15時00分まで 演武と写真撮影などのおもてなし

出陣武将:全武将

以上で御座りまする。

では是にて御免、さらばじゃ!!

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【伊達家当主 若のおきたま青春記】~ファン感謝デー 七夕イベント~

毎日、皆が楽しみで楽しみでしょうがなく更新されるのを今か今かと心待ちにしている 愛の武将隊のブログ・・・

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今宵は政宗がお相手仕る!!あやめ・・・頑張るんじゃww

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昨日のファン感謝デー 七夕の巻にお越し下さった方々ありがとうございまする。

来場者も約40名と大変多くのお客様が来て頂きました。皆が笑顔で楽しんでいたのがなりよりであった。

武将独自のイベントと申しておりまするが、武将6名とスタッフ2名の愛の武将隊一同にて作ったファン感謝デーである。

これからも、詰所解放をファン感謝デーと称して、皆と楽しめる催し物を考えて参りまする。

今回のイベントでは、夏ということで武将が浴衣姿で登場したり、一緒に七夕飾りを作り、それを飾って一緒に写真を撮ったりとスペシャルなおもてなしであった。

皆のおかげで賑やかな竹になっておったぞ。

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スイカや武将など趣向を凝らしたものもあった。

なんと!!我らの戦友である、越後上越 上杉おもてなし武将隊の皆様からも短冊が届いたんじゃ!!

それも飾らせて頂いた。この場を借りてお礼申し上げまする。

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他にもこんな願いも・・・

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願い事も千差万別。いやートトロに会えるといいですな。

さて、他にはどんな願いがあるのかの??

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・・・

・・・・・・

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ゴシゴシ・・・

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じー

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う、うん・・・

願いが叶うと良いなww

さあ、気を取り直して・・・。かように彩られた竹を見て、皆の楽しむ笑顔を見て、大変ではあったが準備して良かったと思った。

アンケートにも楽しかったとの多くの声をいただきました。ありがとうございまする。

アンケートはすべて目を通させて頂いておりまする、これを基にもっともっと良きものを作っていきたいと思う。

そして、短冊に書かれた皆の願いも叶うとよいな。

俺からの最後の願い!!

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これからも、全力で愛の武将隊を応援して下され!!

では、さらばじゃ!!(`●ω・’)ノ バサッ彡

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【慶次の傾奇帳・其の弐】~いざ、白鷹町へ~

おう、皆の衆。慶次じゃ!!いつも、我ら武将隊のブログを見てくれてありがとうな!!

本日は、午前は上杉神社にて、観光客の皆様のおもてなし。そして午後から詰所にてファン感謝デー

「四季の行事七夕の巻」を開催したのだ。半分冗談な願い事や、本気の願い事などを短冊に書いて

笹に吊るしておった。また、折り紙で提灯や鶴など折って、飾り付けをしてくれた者もいたな。

誠、楽しい時間であった。皆、楽しんで頂けたかな。

来て頂いた方々、誠にありがとうござった!!

 

さて、先週の白鷹紅花まつりの時からわしの頭から離れぬ物があったのじゃ。

それは、これなんじゃ。

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白鷹町の無臭ニンニク!!

そのにんにくなんだが、普通に物よりひと回り大きいのだ。わしもまさかのびっくりだったのだ!

残念ながらその日は買えず仕舞いだったのだ。ならば買いに行こう!!ということで

この前、わし一人でその無臭ニンニクを買いに白鷹町へ出向いたのだ。

丁度良く晴れてな、良きお出かけ日和であった。

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途中、高畠町に寄り、昼食をとることにしたのだ。無性にラーメンが食べたくてな、

こちらのお店にお邪魔致した。

2大衆食堂「万来」さんである。ここは人気のあるお店である。わしが入ったときは結構な人で

混み合っていたのだ。ここのお店は醤油ラーメンが人気なのだ。スープもあっさりとして

ほんのりとした甘さが特徴のスープである。そしてわしが注文したラーメンはこちら!!

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その名も「たまげたラーメン」じゃ!!

これはチャーシューメンの上にネギと豚肉のコマ切れを炒めた物がドンッと乗ったラーメンじゃ。

チャーシューも柔らかくて、箸で切れる柔らかさなんじゃ。味も言う事なしの絶品じゃ。

豚肉は夏バテに持って来いの食材なんじゃ!!これを食べれば今年の夏も乗り切れるな!!

大衆食堂「万来」

営業時間 11:00~15:00

     17:00~20:00

            定休日     木曜日

電話番号0238-57-4288

さて、腹も膨れたし、いざ白鷹町へ!!

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しかし、良い天気じゃな~。良い天気なんじゃが、暑すぎるな・・・この日の気温が

確か31℃だったのだ。道理で暑いわけじゃ・・・。とかなんとか言ってるうちに

白鷹町に到着じゃ!!さぁ、無臭ニンニクを購入じゃ~!!!

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・

ない!!

なぜじゃ!!何故見当たらぬのじゃ!!あんな大きいニンニクを見落とす訳がない!

それか、とても大人気なのだろうか・・・?うーむ、困ったのぅ・・・ひとまず

1白鷹町のお菓子屋さんの紅花饅頭を食べて一息。・・・うま!( ゜ω゜)b

うむ、甘味も食べて元気いっぱいじゃ。さて、無臭ニンニクの捜索再開じゃ!!

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・

ない・・・

何故ないのだ。どこにいってもないなんて、逆に有り得ぬだろう。仕方ない、地元の方に

話を聞いてみよう。地元の事は地元の人に聞くのが一番ともいうしな。

・・・・・・・・

・・・・

・・

聞いた話によると無臭ニンニクは店などには置いていないらしいとのこと。

生産者の元へ直接行かなければ買えぬらしいのだ。しかもその日は生産者の方も不在であったのだ。

なんということじゃ。まぁ、運が悪かったということじゃな。まぁ、ニンニクが逃げる訳でも無し、

日を改めてもう一度、まったりしながら白鷹へ行ってみるか。

次こそは必ず無臭ニンニクを手に入れてみせようぞ。

さて、ここからは「絶景・慶次の100選」のお時間じゃ!今回は米沢、小野川温泉の

田んぼアートじゃ。

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どうじゃ!!見事であろう!!?今、放送されている「八重の桜」の主人公「新島八重」殿の

田んぼアートである。この田んぼアートは5色の苗を植えて、作っておるようじゃ!

とても神経を使う作業じゃな。このアートを作った方々は実に器用なのじゃな!

では、本日は此処まで!

これにて御免!またな。

 

 

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【直江史, ~置賜ノ風二吹カレテ~】 念願☆叶う

本日は直江兼続がお相手をさせていただきたく思いまする。

どうかお付き合い下さいませ!

 

 

 

本日は長井市の宮神社に出陣して参りました。

 

この前は拙者政宗殿、小十郎殿だけでございましたが本日は全員で出陣でき、大変嬉しゅうございました。

 

 

この總宮神社は我ら愛の武将隊にとって、とてもゆかりの深き土地にございまする。

今回は少々この總宮神社についてお話ししたいと思います。

 

 

元々は伊達家がこの長井市含むおきたまを治めておりました。その次に拙者が米沢に来ることとなったのでございまする。

拙者直江兼続が米沢に来る事となった際にこの總宮神社にて参拝し、自ら杉を植え、刀剣を奉納いたしました。

あのとき植えた杉は今では立派に成長し、「直江杉」と呼ばれ天然記念物となったのでございまする。

 

DSCF2315 サイズ変更

 

400年以上の年月が経ち…こんなに立派な大樹となりました…嬉しい!

 

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大  迫  力

そして先ほど申しました刀剣。こちらは宝物展にてご覧になることができまする。

この宝物展には、拙者が奉納した刀剣の他にも黒獅子・鬼面など興味深いものがたくさん展示しておりまする。

 

そしてこの中には拙者が最上殿からありがたーく頂戴した仏像「木造彩色神像五躰」もございます。

 

 

この様に長井市は愛の武将隊に深く関る場所なのでございまする。

ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに宝物展は無料で中に入ることができまする。ここも重要なところじゃな(笑)

 

 

 

そしてなんと、この總宮神社で演武を行うのは初めてございました。

宮司殿が快く承諾していただいたため、念願叶っての出陣となりました。

この宮司殿がたいへん優しくノリが良い方でございます。

DSCF3530 サイズ変更いつも通りの宮司殿のキメ☆ポーズ

さらに…

 

DSCF3528 サイズ変更、顔ボカシ

 

 

本日、總宮神社に来ていただいた方を巻き込んでの、ぐうじの「ぐ」

そして、かねつぐの「ぐ」にございまする(笑)

 

 

いやいや念願だった總宮神社での出陣は大変良かったですなぁ。

これは七夕の願いが叶ったのかも知れぬ・・・

 

 

 

ん? 七夕・・・?

 

 

なんと偶然にも明日は我が愛の武将隊詰所にて、七夕祭りを開催いたしまする!

短冊に願い事を書き、我らとともに飾りつけなどをして楽しんで参りましょうぞ!

 

と、いう事で明日は午前中10:00~10:30まで上杉神社に出陣し、午後からは七夕イベントを開催いたしまする。

皆様のお越しを心よりお待ち申しておりまする。そして共に楽しい時間にして参りましょう!

詳細はコチラ

 

そしてここが重要じゃ。

明日は願い事を書いたり、紙を切ったり致しますので

「筆記用具」 「ハサミ」 

等のマイ文房具を持参していただけると大変助かりまする。

 

一応こちらでも準備はいたしますが、数に限りがございますのでご了承くださいませ。

 

 

 

いやあ本日は總宮神社を出陣・ご紹介できて大変嬉しゅうございました。

總宮神社の公式HPもございますが、拙者のおすすめはコチラにございまする

 

ぐうじのほほん

 

その名の通り、宮司殿のぶろぐにございまする。

食べ物とバイクの記事が異常に多い多趣味な方でございますので、ぜひ總宮神社に行かれた際にはお話をされてみてくださいませ(笑)

 

 

明日は選挙もございます。選挙権を有する物は義務をしっかり果たしてから楽しみましょうぞ!

 

 

また御目に掛かりましょうぞ!

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【鮭延秀綱のさけべ!!ぶろぐ】作って遊ぶんじゃ!!

はぁッ!!

 

鮭延秀綱でござる。

ここ数日、雨が凄い勢いで降っておりましたな。

皆様変わりありませぬか?

 

本日は、

明日の長井市、總宮神社出陣の稽古と明後日の詰所開放、ファン感謝デー 四季の行事七夕の巻

準備!!

をしておりました。

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せっせ、せっせ・・・

うーむ、おれ一人では作業が追い付かぬ・・・

あっ丁度良い所に小十郎殿が。

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「小十郎殿、この紙を切って下さりませぬか?」

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小十郎殿「承知仕った!!!鮭延殿! 覚悟ッ!!

うわ!!!!

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「小十郎殿、ハサミででござる。」

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小十郎殿「左様でござったか・・・チョキチョキ」

というわけで詰所の飾りつけなどに勤しんでおりました(^-^)

というわけで・・・

明日は 長井市 【總宮神社出陣

明後日は上杉神社出陣】と

愛の武将隊 詰所開放ファン感謝デー【四季の行事 七夕の巻

でござりまする!!

皆様に会えるのをお待ちしておりまする!!!

それではまたでござる(^-^)ノ

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【出羽守徒然記】 其之壱拾参

お晩に御座る、最上義光であるぞ。

いきなりじゃが、

7月21日(日)は「第23回参議院議員選挙」の投票日じゃ!

有権者の皆様、忘れずに投票に参られよ!

「忙しいし・・・」「せっかくの日曜なのに・・・」「どーせ何も変わらない」「自分ひとりくらい行かなくても・・・」・・・・・・・

投票は「個人の自由」ではなく「国民の義務」であるぞ、たとえ支持したい候補者や政党がなくとも自分自身の意思表示はしっかりと行うべきであるぞ。

己の権利を主張するには義務もしっかりと果たさねば、ひとつひとつの小さな積み重ねが地方を、国を動かし、ひいては自分達の日々の営みにも反映されるのじゃからな!

当日、仕事や所用で忙しい、別の場所にいる、等々、各々の都合もおありで御座ろう、その様な場合は「期日前投票」「不在者投票」の制度を利用されるが良い。

戦わずしてあきらめることなかれ!

あけび四八の総選挙にばかり現を抜かしておってはいかん!

日ノ本の未来は皆の力で築いて参ろう!

さて、この「選挙」なるもの、我らの戦国時代には無かった制度じゃが、現代の選挙では武士の時代の匂いが色濃く残る用語が多々使われる。

選挙資金を「軍資金」、立候補は「出馬」、そして「参謀」「采配」を振り、街頭演説に「出陣」する。選挙戦の「下馬評」を見守り、候補者同士が「鎬(しのぎ)」を削る。晴れて初出馬での当選などとなれば議員として「初陣」を飾る事になるわけじゃ。

「選挙」も「戦」のひとつの形であるからして、当たり前ではあるのだが、斯様に戦国時代な表現がしっくりくるのは「武士の誕生」との係りが深いからとも思える。

 

本日は、世界に類を見ない日本独特の文化、武士は如何にして誕生したか?を簡単に紐解いて参ろう!

 

 此れより先へと読み進まれる方はうんざりする程長くなります故、御覚悟召されたし。

武士とは軍人にあらず。軍人とは、あくまで皇帝(国)に忠誠を尽くす、現代で言えば公務員。だが武士は己の主君に忠誠を尽くす私兵、会社員みたいなものじゃ。

話は桓武天皇の時代まで遡る、当時の律令制の国家において民や土地は全て皇帝(国)の所有物とされた。そこに国軍はあれど私兵と言うものの存在は無かった。武士は生まれざるを得ない理由の中に生まれ力をつけ、後に貴族政治を打ち倒し、自分達の政権(鎌倉幕府)を打ち立てる事になる。

ここで当時の政治環境、時代状況を説明せねばなるまい。

桓武天皇はそれまでの国軍を解散廃止する。東北地方の争乱後802年頃。滅多に起こらぬ戦争に備え軍隊を所有するのは不経済であったからじゃ。

小さな犯罪であれば当時の警察(検非違使)で解決出来たが、大規模な犯罪に対しては全く無力となった。

京の都ですらそうだったのであるから、地方となれば尚更の事。

当時のこの国最大の産業は言うまでもなく農業じゃ。それには土地が何より重要な物であり、当時の農民達の土地への執着心や思い入れは現代人のそれなどは及びもしない程であった。

余談となるが、一所懸命(ひとつ所に命を懸ける)、田分者(土地を分けるは愚か者)等の言葉はこの当時に生まれたものじゃ。

軍隊が無く警察力が弱体した中、農民達は賊集団の襲撃から生命や財産を守る為、また他の集落の者達との農地・水争いに備え、自ら武装し自警せざるを得ない状況となる。

こうした中、必然的に武装農民が生まれ、これこそが武士の始まりなのじゃ。全国的にほぼ同時期に武士が誕生したと考えて良かろう。

朝廷では藤原良房、基経親子が手腕を振るい、藤原氏は栄華の絶頂を極める。

政治の天才と呼ばれ太政大臣となった良房は、知略策略をめぐらせ、天皇と言えども藤原氏の権力には抗えない体制を構築した。

いかに天皇の子であろうとも、生母が藤原氏以外の出である者達には、金銭面、仕事面(朝廷における官職)にて厳しい処遇を与え、皇族とは名ばかりの貧しい生活を強いた。あまりにも貧しい暮らしに耐えられず遊女にまで身を崩す者も出るほど。

この体制下では出世どころか生活さえままならぬと判断した皇族達は、「皇族」の身分を返上、家臣となって地方に移り開拓者としての新天地を求めたのじゃ。

当時の皇族は、天皇一族(主君)と家臣に二分される。皇族の身分を返上し、家臣になる事は「臣籍降下(しんせきこうか)」と言われ、皇族が減ればその分人件費削減となり、暗黙に奨励されていたようじゃ。

その中に桓武天皇のひ孫にあたる「高望王(たかもちおう)」と言う者がおった。

臣籍降下をしたその者は「平」と言う姓を与えられ、上総、現在の千葉県へと赴任した、後の平氏の誕生じゃな。

赴任後、高望王は任期を終えても京へは戻らず、そのまま上総に住み開拓農場主となったようじゃ。やがてその子孫が関東一円に広がり、関東において最も繁栄する一族となり、皆さんが良く知る平将門、平清盛へと続くのじゃ。

先にも書いたが、律令制の国家においては、民、土地はすべて皇帝の所有物となる、故にその土地からの収入は全て天皇の物とされておった。しかしながら、今も昔も現実には様々うまい抜け道がある。免税された土地「荘園」なる制度じゃ (その土地での収穫物は税として国(天皇)に収めなくとも良い制度)

この荘園が増えると天皇家の収入(税金)は減り、一方、荘園の農場主は収入が増える。

多くの貴族達が荘園を持つ中、地方の荘園など直接貴族の管理、開拓が及ばないところでは、その土地の有力な武士に委託管理したのじゃ。当時、土地の私有を認められていなかった武士達は開拓土地を貴族に荘園として寄付する。

本来であれば、貴族ではなく天皇に寄付するべきなのじゃが、結果としてその相手を有力貴族とした。

なぜなら、どちらに寄付するにせよ、開拓武士達は土地の収穫から貴族へ使用料もしくは天皇に税金を払わねばならぬ。比べた場合、使用料の方が税金よりずっと安かったからじゃ。

しかしいくら汗水垂らし苦労して切り開いても、土地は自分達の物にならず、税金、使用料を払い続けなければならない。いつしかこの事実が武士達の最大の不満へと変わり、それを原動力に平安貴族の政治体制を崩壊へと向かわせていったのじゃ。

そして、平氏ならば新しい時代を築いてくれるのではないか?

そう考え、武士達は平氏を支援し始めた。

しかしながら悲願に反し、平氏もまた、貴族化の道を進み、政治体制は従来から何も変わらず、武士達の期待は見事に裏切られた。

そしてここで武士達の不満を熟知した源頼朝が立ち上がり、いよいよ鎌倉幕府の成立に動き出し、やっと本格的な武士の時代の幕開けとなるのじゃ!!

 

さて、如何で御座いましたかな?

いつの世も、時代を動かすのは大衆のチカラである!

自分で書いておきながらなんじゃが・・・

こんな長文をダラダラと読んでいる時間があるなら、ちゃんと投票に行きましょう!忘れずに!!

其れ出羽

本日は此処迄!

さらばじゃっ!!

 

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次回、【シンMOGA’sキッチン】

見知らぬ天丼

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【伊達家当主 若のおきたま青春記】~7月21日ファン感謝デー お知らせとお願い~

7月21日土曜日 ファン感謝デー 四季の行事 七夕の巻のお知らせとお願いにございまする。

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ファン感謝デー・・・?七夕・・・?なにをするのかな?とお思いの方も多いと思いまする。

いつも愛の武将隊を応援して下さっている皆様に感謝の意味を込め、今までの詰所解放をファン感謝デーと称して四季の行事などを武将と共に楽しもう!といった企画になっておる。

 

では、さっそく内容をお伝えしよう!

7月21日のファン感謝デーでは、武将と一緒に七夕飾りを作ったり、短冊にお願い事を書いたりして、それを大きな竹に飾ろう!といった内容になっておりまする。

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そして、その飾り付けた竹を背景に写真撮影を行いたいと思いまする。

場所は詰所の2階を解放致します。お休みになりたい方は通常の詰所解放も行っておりますので、1階でまったりくつろぐことも可能にございまする。

ここでお願いで御座いまするが、短冊に願い事を書くペンや、飾りを作るためのハサミを皆様でご準備頂きたいと思いまする。

※こちらでもペンやハサミは準備しておりますので、忘れても大丈夫じゃ。

何卒、ご協力お願い致しまする!!

では、7月21日は我らと共に七夕を楽しみましょうぞ!!皆様のご来場お待ちしておりまする!!

七夕ということで浴衣や甚平などで来ていただくと、より一層夏らしく楽しめるのではないかと思いまする。

では、さらばじゃ!!(`●ω・’)ノ バサッ彡

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【片倉小十郎日記】~夏祭りは良う御座るな~

ブログを御覧の皆様今晩は、片倉小十郎に御座りまする。

梅雨のじめっとした天気が続きまするが、皆様におかれましては御身体に不調など御座りませぬでしょうや?

さて、本日は久方ぶりに上杉神社に出陣致しました。

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上杉神社は犬のお散歩に最適な場所。故に斯様に愛い(めんごい)ワン公とも良くお会い致しまする。それがし犬好き故、ついつい顔がゆるんでしまいまするな。

愛犬家の皆様におかれましては、是非松が岬公園へお越し下され。ただしその際はエチケット袋を忘れずに。それがしとの約束で御座りまするぞ!

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そして本日は今一つ、「市のたつまち 皇大神社夏祭り」にも出陣致しました。

「ワッショイ!」

「ワッショイ!」

「ワッショイ!」

「ワッショイ!」

神輿を担ぐ男達の気合の入った掛声……うむ、何やらそれがしも血が騒いで参りまするな!!それがしも元を辿れば神職の家柄。祭りと申せば自然、身体も疼くと言うもの。お役目が無くばそれがしも神輿を担いで「ワッショイ!ワッショイ!」と騒ぎとう御座りました。

そんな事を思うておったその時。

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「バッシャーン!!!」

政宗様がやおらバケツを手に取り神輿に向けて水をかけられ申した!

いやぁ、お見事で御座りまする!!ただ水をかけるだけで、宙を舞う水が何ともの如く見え申す!!

それがし感服致しましたぞ!!

実は此度の祭り、このようにして神輿を担ぐ方々に水をかけるのが習わしとか。

とにもかくにも、祭りに参加なされておった皆様におかれましては大変に楽しんで居られた由、誠に重畳。ここ数日のすっきりしない天気に少々うんざり気味のそれがしも、何やら晴れ晴れとした気分になり申した。

この季節は至る所で祭り囃子やら、神輿を担ぐ掛声などが聞こえてきまする。全国津々浦々にても夏祭りが御座りましょうが、おきたまの夏祭りもこの土地固有の情緒が御座りまする。我らも出陣する祭りやイベントも御座りまする。皆様、今年の夏は是非是非おきたまに遊びに来て下され。

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さて、ここで最後に皆様改めてお願いを致しとう御座りまする。

第四期「おきたまの魅力伝えまする 愛の武将隊 ラジオに見参!!」をお聴き下さられておる皆様、そしてお便りを下さる皆様、誠に有難う御座りまする!

「愛の武将隊ラジオに見参!!」では、引き続き皆様からのお便りを募集しておりまする。頂いたお便りはもちろん全て読ませて頂いておりまする。今までにお便りをお送り下された方もそうでない方も、是非是非ドシドシお送り下されませ。

お便りの宛名はこちら↓

メール:info@fm834.jp

FAX:0238-33-9000番まで送って下さりませ。

 

↓↓↓そしてダメ押しの政宗様からのお願い↓↓↓

「そこのあなた!!」

ラジオへのメッセージお待ちしておりまする。

今後とも山形おきたま愛の武将隊をよろしくお願いいたします。

 

以上政宗様からの有難いお言葉で御座りました。

それがしからも重ねてお願い致しまするぞ!

さて、本日はここまでに致しとう御座りまする。

それでは此れにて御免、さらばじゃ!!

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【伊達家当主 若のおきたま青春記】~愛馬ではなく、愛牛だ!!~

毎日、皆が楽しみで楽しみでしょうがなく更新されるのを今か今かと心待ちにしている 愛の武将隊のブログ・・・

 

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今宵は政宗がお相手仕る!!

本日は米沢駅にて「前田慶次人形除幕式」が行われておった。

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除幕式に我らも出陣して参った!!本日の演武は前田慶次人形除幕式ということで、傾奇者の前田慶次殿の仕切りでの演武であった。

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武将隊始まって初となる前田慶次による演武の仕切りに、いつも以上に張り切っておった慶次殿であった!

なんと、この前田慶次の人形は博多祇園山笠という祭りで使用されたものらしく、それを米澤前田慶次の会が頂いたものらしい。

何とも太っ腹な博多である!!

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これが博多から譲り受けた前田慶次の人形である。中々男前に作られておるなー。

なぜ薔薇を手にしているかは謎であるが・・・。

これは9月14日まで米沢駅にて公開しておる故、皆様是非ご覧になってくだされ。

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このように同じポーズで写真を撮ると尚goodじゃ!!

 

 

 

そして、なんとなんと!!

人形の隣には前田慶次殿の愛馬の松風まであるんじゃ!!

 

 

 

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ん?これは馬ではなく・・・牛では・・・いやいや、まさかそんなことはない!!

 

 

 

では、気を取り直して。

隣には愛馬の松風が!

 

 

 

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・・・。

 

あれ?目にゴミが。ごしごし・・・。

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では、もう一度・・・。どれどれ?

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隣には愛馬の松風が!

 

 

 

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・・・・・・・・。

 

 

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なるほど・・・。前田慶次殿はに乗っておったのか!?

 

気になって調べてみると実はこんな話が・・・。

家中一統の馬揃えがあった際に、いずれも美しく着飾り、日頃愛用の馬にも立派な装具を付けた馬が揃う中、前田慶次はこの時、黒の粗服をまとい、一頭の牛に跨り悠々と出場したという・・・。

と言うことは、あながち愛牛は間違いではないということか・・・。←いや間違いです

一つ勉強になったな!!

明日の出陣予定は・・・上杉神社たつまち皇大神社夏祭りに出陣である。是非我らに会いに来て下され!

 

では、さらばじゃ!!(`●ω・’)ノ バサッ彡

 

 

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【慶次の傾奇帳・其の弐】~紅花の里~

おう!慶次じゃ!!今日は一段とジメジメしておったな。雨も結構降っておったし、

梅雨明けはまだ先かの。じゃが、こんな梅雨には負けてはおれぬぞ!?

開ければ真夏日が毎日のようにくるのだからな。体調管理だけはしっかりするように!

 

さて、本日は白鷹町の白鷹紅花まつりへ出陣致した。天候も怪しい状況ではあったが、会場は

賑わっておったぞ!出店も何店か出しており鮎の塩焼き、紅花卵というものもあった。

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「紅花の山形」といわれるほどの生産量と質を誇る山形県なんじゃがその主な生産地が

この白鷹町なんじゃ。上杉家の文書によれば、約400年前は置賜領内だけで半数以上が

この白鷹で生産されていたと、記録も残っておるのだ。

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山形で紅花といえば米沢織の紅花染めであるな。紅花の色を抽出してハンカチ等、小物類を

染めたりするのだ。出来上がると色は真っ赤ではなく、淡い赤色になるのだ。

そこに藍染を加えると紫色になったりするわけじゃ。他にもウコン染めにするとオレンジ色になるのだ。

これが米沢織の草木染である。わしも何回か草木染をしたことがあってな、

あれはなかなか楽しいものであるぞ!!この祭りではその紅花染の体験もできるのだ。

わしも久しぶりに染めてみたかったのぅ。残念じゃなぁ。

また養蚕でも栄えた白鷹町には白鷹紬(つむぎ)があるぞ。当時、直江兼続殿が京都から職人を

呼び寄せ、絹織物の生産に力を入れたのが始まりなんじゃ。そして白鷹の紅花と養蚕を生かした

「紅花染めの白鷹紬」などもあるのだ。

演武は午前と午後に分け、演武が終わると場所を変え、写真撮影などおもてなしをしたのだ。

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うむ、なんとも粋な写真ではないか!だが、わしはドカッと座っておるのに兼続殿、何故正座を??

そして、午後の演武である。午後は、少々小雨ではあったが、観覧されてる方々とも楽しめる

片倉小十郎大先生(自称?)のクイズであったり、鮭延殿の殺陣の体験コーナーであった。

このコーナーで鮭延殿がわしを選び、赤備え対決であった。

鮭延殿が殺陣を体験する者に意気込みを聞いた時、

「つまらぬ者を斬ります。」

などと言うてきたんじゃ!前回はちょろいと言われ、今回はつまらぬ者とな?!

しかし、ちょろい、つまらぬ者と言われても軽く受け流すのが傾奇者である。

斬られてしまったがなww

して、終わるともう一度場所を変え、写真撮影となったわけだが・・・。

ザーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・

いきなり雨が降ってきおった。まさかと思うて辺りを見回すと・・・

DSCF3219やってました。噂のこの御仁。雨を呼び寄せるでないわ、この祭りの日に。

小十郎殿も少しは政宗殿を止めてほしいのぅ。

が、しかしこの紅花まつり楽しかったな。紅花で作ったお茶や、ごはん。

鮎の塩焼きに昔懐かしの豆腐田楽。そして、紅花染体験。他にもたくさんあったぞ。

明日もあるので時間がある方は行ってみては如何か?楽しい事間違いなしじゃ。

 

さて、【絶景・慶次の100選】のお時間じゃ。本日はこの梅雨の日には欠かせない花を

紹介致す。皆もわかるのではないかな?

2013071110120000

うむ、紫陽花じゃな。梅雨の時期なればこの紫陽花であるな。この紫陽花、何故青いのか

知っておるか?土の養分がアルカリ性だと青く咲くのだ。逆に酸性だと赤く咲くというのだ。

そして本日出陣した白鷹町にもたくさん紫陽花があったぞ。

DSCF3149見事なものであろう?こちらの写真は満開じゃが、他はまだ開花途中のもあったぞ。

これから咲き、満開になればもっと美しいのであろうな!!

 

さて、明日の出陣予定である。

7月14日

山形日和観光キャンペーン記念 前田慶次人形除幕式に出陣・食べっしゃ漫遊満腹号に出陣

と、なりまする!

では本日は此処まで!

此れにて御免!!またな!

カテゴリ: 【愛】の武将隊より, 武将ぶろぐ | 4 件のコメント